7月10日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会8日目。女子シングルス準々決勝で、第13シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第20シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に3-6、7-5、6-1で逆転勝利し、ベ…

7月10日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会8日目。女子シングルス準々決勝で、第13シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)が第20シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に3-6、7-5、6-1で逆転勝利し、ベスト4進出を決めた。試合時間は1時間57分。

勝利したゲルゲスは準決勝で、第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と対戦する。

ゲルゲスは世界ランキング13位、今大会で自身初のグランドスラム準々決勝進出を果たしている。対戦相手のバーテンズは世界ランキング20位。今大会4回戦では第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を破り、「ウィンブルドン」では自身初の準々決勝進出を果たした。

第1セットは互いにキープが続く。第7ゲームでゲルゲスはブレークのチャンスを得るが、活かすことができずバーテンズにキープされる。直後の第8ゲームではバーテンズにブレークを許し、そのままリードされゲルゲスはセットを落とした。

続く第2セット、第4ゲームで先にゲルゲスがブレークに成功するも、第7ゲームでブレークバックを喫した。ゲルゲスの6-5で迎えた第12ゲーム、そのままタイブレークに突入するかと思われたが、ゲルゲスが再びブレークしセットを取り返す。

そして第3セットは、ゲームカウント1-1で迎えた第3ゲームから、ゲルゲスが5ゲーム連取して試合終了。自身初のグランドスラム準決勝進出を決めた。

試合後ゲルゲスは「かなり驚いています。何て言ったら良いか分からない。」と喜びを話した。そして「私はすべてのポイントで戦おうと試みた。バーテンズは初めからとても堅実なプレーをしていて、私はただ冷静になろうとした」と振り返った。

また、「ウィンブルドン」シングルスで8度目の優勝を目指すセレナとの準決勝について「セレナが何度も優勝しているウィンブルドンで戦えることは、間違いなく絶好の機会です」とゲルゲスは語った。(テニスデイリー編集部)

※写真はベスト4進出を決めたゲルゲス

(AP Photo/Tim Ireland)