「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がジル・シモン(フランス)と対戦。第4セットは7-6(5)でデル ポトロが取り…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)がジル・シモン(フランス)と対戦。第4セットは7-6(5)でデル ポトロが取り、7-6(1)、7-6(5)、5-7、7-6(5)の接戦を制したデル ポトロがベスト8進出を決めた。試合時間は4時間24分。

この試合は大会7日目に行われていたが、試合時間3時間17分、デル ポトロがセットカウント2-1でリードしたところで順延となっていた。

勝利したデル ポトロは準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルはイリ・ベセリ(チェコ)を破っての勝ち上がり。

順延後の第4セットはシモンのサービスから始まった。第4ゲームで15-40とピンチを迎えたデル ポトロは、ここで痛恨のダブルフォルトを犯してしまい、シモンにブレークを喫してしまう。しかし、第5ゲームで積極的なプレーを見せたデル ポトロが6度のデュースの末にブレークバックに成功して追いつく。

さらに第9ゲームでブレークを果たしたデル ポトロは、サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームで40-15と2本のマッチポイントを握ったが、シモンにしのがれてデュースに持ち込まれてしまうと、お互いにマッチポイントとブレークポイントを握り合い、しのぎ合う展開となった。そして6度目のデュースを制したシモンにブレークバックされ、ゲームカウント5-5のイーブンとされてしまう。

そして第4セットの決着はタイブレークでつけることになった。シモンに先にミニブレークされたデル ポトロだったがすぐに追いつき、ここもお互いに拮抗したポイントの奪い合いとなった。しかし、デル ポトロがポイント5-5から連取して7-6(5)で第4セットを取り、ベスト8入りを果たした。(テニスデイリー編集部)

※写真はベスト8入りを果たしたデル ポトロ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)