7月9日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会7日目。男子シングルス4回戦、女子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。男子シングルス4回戦、第24シードの錦…

7月9日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会7日目。男子シングルス4回戦、女子シングルス4回戦、男子ダブルス3回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス2回戦が行われた。

男子シングルス4回戦、第24シードの錦織圭(日本/日清食品)が、予選勝者で世界138位のエルネスツ・グルビス(ラトビア)に4-6、7-6(5)、7-6(10)、6-1で勝利。「ウィンブルドン」で自身初となるベスト8進出を果たした。また、日本人の男子シングルスで「ウィンブルドン」ベスト8に進出するのは、1995年の松岡修造さん以来となる。

試合を振り返って錦織は「大変な試合でした。出だしそんなに良くなかったのでどうなることかと思いましたけど。2セット目から落ち着いてやっと自分のテニスを取り戻して、2つタイブレークをなんとか取れたので、それがすごく大きかったです」と話した。そして準々決勝については「(ベスト)8に入れたことで、まずひとつ壁を破れたので、これからどんどん進んでいけたらいいなと思います」と意気込みを語っていた。勝利した錦織は準々決勝で元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

このほか、第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第22シードのアドリアン・マナリノ(フランス)に6-0、7-5、6-4のストレート勝利。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)も世界93位のイリ・ベセリ(チェコ)に6-3、6-3、6-4で勝利し順当に勝ち上がっている。

男子ダブルス3回戦では第14シードのマクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)がフィリップ・ペシュナー(ドイツ)/ティム・プエッツ(ドイツ)に6-3、6-4、7-6(3)のストレート勝利。準々決勝進出を果たした。

女子のシングルス4回戦では、第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が予選勝者のエフゲニヤ・ロディナ(ロシア)に6-2、6-2で勝利しベスト8進出。「ウィンブルドン」シングルス8回目の優勝を目指すセレナは、準々決勝でカミラ・ジョルジ(イタリア)と対戦する予定だ。

このほか、第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が第20シードのキキ・バーテンズ(オランダ)に3-6、6(1) -7で敗れベスト8進出はならなかった。これで女子シングルスでは上位10シードが全員姿を消した。また、今大会では「ウィンブルドン」の歴史の中で初めて、女子シングルスの上位5シードが1人もベスト16に残っていなかった。◇   ◇   ◇

【7月9日 主な試合結果】

◆男子シングルス4回戦

〇[24]錦織圭(日本/日清食品)4-6、7-6(5)、7-6(10)、6-1 ●[Q]エルネスツ・グルビス(ラトビア)

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6-0、7-5、6-4 ●[22]アドリアン・マナリノ(フランス)

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-3、6-4 ●イリ・ベセリ(チェコ)

〇[12]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-4、6-2、6-2 ●カレン・ハチャノフ(ロシア)

〇[8]ケビン・アンダーソン(南アフリカ)7-6(4)、7-6(2)、5-7、7-6(4) ●ガエル・モンフィス(フランス)

◆男子ダブルス3回戦

〇[14]マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)6-3、6-4、7-6(3) ●[PR]フィリップ・ペシュナー(ドイツ)/ティム・プエッツ(ドイツ)

◆女子シングルス4回戦

〇[20]キキ・バーテンズ(オランダ)6-3、7-6(1) ●[7]カロリーナ・プリスコバ(チェコ)

〇[25]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-2、6-2 ●[Q]エフゲニヤ・ロディナ(ロシア)

〇[11]アンジェリック・ケルバー(ドイツ)6-3、7-6(5) ●ベリンダ・ベンチッチ(スイス)

〇[14]ダリア・カサキナ(ロシア)6(6)-7 、6-3、6-2 ●アリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)

〇[12]エレナ・オスタペンコ(ラトビア)7-6(4) 、6-0 ●アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」で自身初の8強入りを決めた錦織

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)