「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会7日目、男子シングルス4回戦で第24シードの錦織圭(日本/日清食品)がエルネスツ・グルビス(ラトビア)と対戦。お互いに1セットずつ取って迎えた第3セットは7-6(10)…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の大会7日目、男子シングルス4回戦で第24シードの錦織圭(日本/日清食品)がエルネスツ・グルビス(ラトビア)と対戦。お互いに1セットずつ取って迎えた第3セットは7-6(10)で錦織が取り、勝利まであと1セットと迫った。

第3セットの第1ゲームで錦織は15-40とブレークのチャンスを迎えた。しかしグルビスにデュースまで追い上げられると、錦織も粘ったものの最後はグルビスのサーブに阻まれてブレークには至らなかった。錦織はさらに第5ゲームでもブレークポイントを握ったが、ここもグルビスにしのがれてしまう。

そしてお互いにサービスゲームをキープし、第3セットもタイブレークに突入した。またしても錦織は先にミニブレークを果たしてポイント4-1とリード。ポイント5-2と錦織がリードしたところでグルビスが医務室に戻った。芝に足を取られて転んだ際、左膝をひねったようで大事を取って治療に向かった。

左膝にテーピングをして戻ったグルビスに2ポイントを連取されてポイント5-4とされたが、グルビスはまだ膝が痛むようで、時折顔をゆがませていた。そして続くプレーで錦織がダブルフォルトを犯してしまい、ミニブレークの数でグルビスと並んでしまう。

錦織がドロップショットを決めてミニブレークに成功するも、直後にグルビスに2ポイントを奪われ、セットポイントを握られてしまった。しかし、ここでグルビスが2本連続でミスショットとなり、逆に錦織がセットポイントを握った。しかし錦織はこのチャンスを活かすことができず、両者がポイントを奪い合い、落とし合う展開に。

そしてポイント10-10となったところで錦織が見事なパッシングショットを決めてセットポイントを握ると、このチャンスを今度こそ活かして第3セットを7-6(10)で奪ってセットカウント2-1とした。

試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第4セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」2回戦での錦織圭

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)