7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目、第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界171位のデニス・ノバック(オーストリア)との2日間にまたがった試合を7-6(5)、4-6、7-5、…

7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目、第13シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、世界171位のデニス・ノバック(オーストリア)との2日間にまたがった試合を7-6(5)、4-6、7-5、6-2で締め括って、3回戦の突破を決めた。試合時間は2時間32分だった。

ラオニッチは現在の世界ランキング32位、キャリアハイの順位は3位の強豪だ。高速サーブを武器にしているほか、「ウィンブルドン」では2016年に準優勝した実績も持っている。

ラオニッチとノバックの試合は、6日の金曜日に行われていたが、セットカウント1-1で迎えた第3セットの第11ゲーム、6-5でラオニッチリードとなった時点で順延されており、7日に再開される形となっていた。

試合再開直後の第12ゲーム、お互いに譲らずデュースの展開となるが、ラオニッチがノバックに対して、フォアのミスを誘ってアドバンテージとすると、続くラリーでラオニッチのフォアハンドがウィナーとなり、ラオニッチが第3セットをものにし、セットカウント2-1とした。

第4セットに入ると、ラオニッチが序盤からゲームを有利に展開。このセット2度目となるリターンで、ラオニッチが、15-40の2ブレークポイント。ノバックのバックハンドウィナーで1ポイントを返されたものの、ラオニッチがノバックのバックハンドのミスを誘発し、1ブレークアップのリードを獲得した。

さらに、自身のサービスをキープして5-2とリード。ブレークすれば白星となる第8ゲーム、デュースとなるが、スマッシュで得点しブレークポイント。最後はノバックのアンフォーストエラーを誘い、ラオニッチが勝利を手にした。

ラオニッチは2日にわたった試合を振り返り、「昨日は極めてネガティブで、昨日よりも良いチャンスを得るため今日は違うアプローチにしなければならなかった」と振り返った。

ラオニッチの次の対戦相手はマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)に決まっており、ラオニッチ自身によれば、マクドナルドは今年、いいプレーをしており、「明らかに過去3試合はいい勝利だった。タフになりそうだ」と見通しを語った。(テニスデイリー編集部)

※写真はフォアを放つラオニッチ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)