7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目、第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、ブノワ・ペール(フランス)との3回戦を6-4、7-6(4)、6-3で突破して、4回戦への…

7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目、第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、ブノワ・ペール(フランス)との3回戦を6-4、7-6(4)、6-3で突破して、4回戦への切符を手にした。試合時間は2時間24分だった。

デル ポトロは、現在、キャリアハイに並ぶ世界4位で、スピード感のあるサービスやフラット系のフォアを持ち味にしている。また複数回の怪我を乗り越えてきたほか、今年はマスターズ1000、ATPワールドツアー500それぞれ1大会で、同選手は優勝しており、今大会での動きにも注目だ。

デル ポトロは第1セット、中盤まではペールとお互いにキープし合う形でゲームを消化したものの、第5ゲームのリターンで、試合を動かした。

同ゲームの冒頭でペールのダブルフォルトでラッキーな得点を手にすると、デル ポトロはさらに、ペールのアンフォーストエラーなどでチャンスに。最後はフォアハンドのウィナーで、デル ポトロのブレークとなり、次のゲームに進んだ。

デル ポトロは直後のサービスをブレークされてしまったが、第7ゲームで再び、ペールのサービスゲームで2ブレークポイントに追い詰めた。さらに、フォアのウィナーでブレークを達成すると、第1セットの残りのサービスをキープして、6-4で獲得した。

さらに第2セットでは、デル ポトロがサービスに回った第6ゲームで、ミスを強いられるポイントが連続。3ブレークポイントを握られたピンチの場面で、デル ポトロに痛恨のダブルフォルト。デル ポトロがブレークを許してしまう展開となった。

しかし、同選手は、第7ゲームでブレークバックして、スコアをイーブンに。両選手ともにその後はブレークできず、タイブレークに入る展開となった。その中で競り合いを続けたものの、デル ポトロが、ペールのサービスでバックハンドのミニブレークを誘うと、同ミニブレークが決め手となり、第2セットもデル ポトロが獲得した。

第3セットでは、冒頭からデル ポトロが3ゲームを連取した一方で、第4ゲームからペールに3ゲームの連取を許し、3-3のイーブンに。

ただ、デル ポトロは、自身のサービスをキープして入った第8ゲームで、攻勢に出た。第1、2ポイントをボレーのウィナーで連取すると、ペールのバックハンドのミスを誘い、3ブレークポイントがデル ポトロに訪れた。ペールの巻き返しで、同チャンスをものにはできなかった一方で、デル ポトロが、2度目のデュースから押し切ってブレークした。

結局、デル ポトロは続くサービスで、マッチポイントをサービスエースで締めくくって、このリードを守り白星を掴んだ。

デル ポトロの次の対戦相手は、ジル・シモン(フランス)に決まっている。(テニスデイリー編集部)

※写真はペールに対し白星を上げたデル ポトロ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)