7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目。男子シングルス3回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が予選勝者のエルネスツ・グルビス(ラトビア)に6(2)-7、6-4、7-5、3-6…

7月7日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会6日目。男子シングルス3回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が予選勝者のエルネスツ・グルビス(ラトビア)に6(2)-7、6-4、7-5、3-6、0-6とフルセットの末敗れた。試合時間は3時間20分。

勝利したグルビスは4回戦で、第24シードの錦織圭(日本/日清食品)と対戦する。

ズベレフは現在世界ランキング3位、次世代No.1候補の21歳。今大会2回戦はウイルス性胃腸炎になりながらも試合を勝ち抜いた。一方、対戦相手のグルビスは世界ランキング138位で、ビッグサービスと強力なストロークが武器の29歳。2014年に自己最高ランキング10位を記録している。

第1セットは互いにキープを続け、タイブレークへ。ズベレフはタイブレーク2-5で迎えたサービスでダブルフォルトをおかし、さらに差を広げられ第1セットを落とした。

続く第2セットは、ズベレフが相手にブレークチャンスを与えず取り返す。第3セットでは第8ゲームでグルビスにブレークを許し、ゲームカウント3-5に。しかし直後の第9ゲームからズベレフが4ゲーム連取し、第3セットを取った。

そして第4セット、第6ゲームでズベレフはブレークを喫しそのままセットを奪われる。勝負の第5セット、ズベレフはぷっつりと糸が切れたように、チャンスを1度も得ることができなかった。結局6ゲーム連取されて3回戦敗退となった。

ATP公式サイトによるとズベレフは試合後「ウイルス性胃腸炎で24時間以上食べていなかったからたぶん疲れていた。おそらくそれが関係していると思う」と自身の状態を話した。また、AP通信によると「第4セットの半ばで、誰かが僕のプラグを抜いたかのように感じた。それが戻ってくることはなかった」と語った。

一方、自身初の「ウィンブルドン」4回戦進出を決めたグルビスは「勝ち上がることができて嬉しい。この勝利は私を精神的に強くした」と喜びを語った。(テニスデイリー編集部)

※写真は3回戦で敗退となったズベレフ

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)