今年も開催中の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)。この伝統と格式が高いテニス大会で、今から10年前である2008年に、後に伝説の名勝負とも呼ばれるほどの決勝戦が行われた。それが今なお世界ランキングで1位2位を…

今年も開催中の「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)。この伝統と格式が高いテニス大会で、今から10年前である2008年に、後に伝説の名勝負とも呼ばれるほどの決勝戦が行われた。それが今なお世界ランキングで1位2位を争う、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の一戦だ。

実に4時間48分の激闘となったこの名勝負の全編を収めた動画が、7月6日「ウィンブルドン」の大会公式YouTubeで公開された。この試合は途中雨による中断もあったことから、動画の長さは6時間13分にも及ぶ。

この名勝負の前の2年間、つまり2006年、2007年も「ウィンブルドン」の決勝はこの二人の対決だった。2006年はナダルから見て0-6、6(5)-7、7-6(2)、3-6、2007年も6(7)-7、6-4、6(3)-7、6-2、2-6でナダルは敗れるも、熱戦を繰り広げた。そして動画が公開されている2008年の決勝で、ついにナダルが6-4、6-4、6(5)-7、6(8)-7、9-7でフェデラーを破り、初優勝を飾った。

今年の「ウィンブルドン」にも、フェデラーは第1シード、ナダルは第2シードで参戦している。もしそれぞれが勝ち上がった場合は、10年振り、そして4度目となる「ウィンブルドン」決勝での直接対決が実現することになる。(テニスデイリー編集部)

※写真は2008年の「ウィンブルドン」決勝後のフェデラー(左)とナダル(右)

(Photo by Julian Finney/Getty Images)