7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目、第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)にブレイクポイントを与えずに下し、3回戦へ進出した。ス…

7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目、第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)にブレイクポイントを与えずに下し、3回戦へ進出した。スコアは6-4、6-1、6-2、試合時間は1時間35分だった。

デル ポトロは、現在、キャリアハイに並ぶ世界4位で、スピード感のあるサービスやフラット系のフォアを持ち味にしている。また複数回の怪我を乗り越えてきたほか、今年はマスターズ1000、ATPワールドツアー500それぞれ1大会で、同選手は優勝しており、今大会での動きにも注目だ。

ゲームが始まると序盤から、デル ポトロがリードを築いた。最初のサービスゲームをお互いにキープした後に続いた第3ゲームに、デル ポトロのリターンが、試合の行方を左右する最初の分かれ目になった。

同ゲームで、デル ポトロは、ロペスのミスから30-30とイーブンのカウントとするとさらに、ロペスのアンフォーストエラーでの得点で、ブレークポイント。続け様に、デル ポトロがロペスのミスでポイントを得て、1ブレークアップのリードを手にした。

第1セットは結局、デル ポトロのサービスには付け入る隙もなく、同選手の手に落ちた。

第2、3セットに入ると、デル ポトロは、ロペスに対してさらに畳みかけるように、試合を展開。次々とブレークを奪うなど圧倒した。

特にサービスゲームではロペスには全くポイントを許さず、ATP(男子プロテニス協会)によれば第2セットの最初から、第3セットの第7ゲームの40-0を数えるまで、デル ポトロは1ポイントも与えず、6度連続でのラブゲームキープを見せた。

デル ポトロは「本当にいい試合だった。ほとんど完璧なプレーをした」と話し、自己評価も高かった様子で、ATP公式サイトが伝えている。

同選手の3回戦の相手はブノワ・ペール(フランス)に決まっておりデル ポトロ自身も「ブノワはトリッキーな選手で大きな才能の持ち主だ。コート上ではあらゆるショットを打ち、ドロップショット、サーブ、ボレーのほか、フラットでフォアもバックも打てる」と評価しており、ATP公式サイトで語っている。

デル ポトロは、ペールに対して、過去1敗と黒星を余儀なくされたた実績となっており、まずは一矢報いられるかどうか、注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はロペスとの試合中のデル ポトロ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)