7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界ランキング77位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)に6-4、6-3、6-4のストレートで勝利。3回…

7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界ランキング77位のミカエル・ククシュキン(カザフスタン)に6-4、6-3、6-4のストレートで勝利。3回戦へ駒を進めた。試合時間は2時間23分。

世界ランキング1位のナダルは、「ウィンブルドン」では2008年と2010年の2度優勝。対戦相手のククシュキンの「ウィンブルドン」最高成績は、2014年の3回戦進出。その際にもナダルと対戦し、敗れている。

この試合はナダルにとって、スコア結果ほど簡単な内容ではなかった。

第1セット、ナダルのサービスから始まった第1ゲーム。ナダルはいきなりブレークポイントを握られるピンチに。4回のデュースの末、ナダルはここをなんとかキープ。第2ゲームでブレークに成功しリードを作ったナダルだが、第5ゲームでブレークバックされる。互いにキープを続け、第10ゲームでナダルが再びブレークしセットを先取。

続く第2セットはナダルが第4ゲームでブレークに成功。ククシュキンにブレークチャンスを与えることなく、リードを保ちセットを連取。

そして第3セット、第2ゲームナダルのサービスゲームで0-40と3本のブレークポイントを握られる。なんとかデュースにすると、6回のデュースの末ナダルが死守。第4ゲームでククシュキンに先にブレークされるが直後にブレークバック。その後ナダルはもう一度ブレークに成功し、ストレートで勝利を収めた。

器用さよりも、心身の粘りと力で勝負するククシュキンに勝利したナダル。試合後ナダルは「彼はとてもタフだった。彼は芝でとても良いプレーをしていて、球も常に低く飛んできていた。でも、私は1回戦よりもずいぶん良いプレーが出来た。その事が重要だよ」「私は第3セットでミスをしたが、いいゲームで戻せた。ストレートでの勝利は重要だが、私はいつもベストを尽くしている。 時には3セット、時には5セット。 重要なのは勝ち上がることだ」と語った。

勝利したナダルは3回戦で、世界80位のアレックス・デミノー(オーストラリア)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は3回戦進出を決めたナダル

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)