7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目、スタン・ワウリンカ(スイス)は、世界133位のトーマス・ファビアーノ(イタリア)との2日間にまたがった2回戦を白星では飾れず、本戦ドローから姿を消した。…

7月5日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会4日目、スタン・ワウリンカ(スイス)は、世界133位のトーマス・ファビアーノ(イタリア)との2日間にまたがった2回戦を白星では飾れず、本戦ドローから姿を消した。スコアは6(7)-7、3-6、6(6)-7、試合時間は2時間39分だった。

4日には6(7)-7、3-6、6-5の第3セット途中まで消化したが、降雨などの影響で順延。5日は続きからスタートした。

ワウリンカはブレークすれば1セットを取り返せる場面から、ゲームを奪うことはできずに、タイブレークへ。

その中で、ワウリンカは、ファビアーノと競り合うものの、ダブルフォルトやアンフォーストエラーを重ねてしまい、6-8で競り負け、第3セットも失った。2セットダウンで入った3セット目の終盤で、中断されて、日を改めて再開したが、ワウリンカは結局、順延を挽回のきっかけにはできなかった形だ。

この日に先立って行われた第1、2セットでは、ワウリンカとファビアーノはともに、ほとんどのサービスゲームをキープ。2セットを通じて、ブレークは1度だけとなり、流れは拮抗していた。

しかし、第1セットのタイブレークでは、ワウリンカが4度のセットポイントのいずれでも獲得できなかった。

さらに、第2セットの第6ゲームでミスを重ねてしまい、ブレークポイントのピンチ。最後はフォアハンドのアンフォーストエラーで、ワウリンカがサービスゲームを失った。

結局、1ブレークのリードを許したワウリンカは、挽回できずに、第2セットも失った。

第3セットでは、第1ゲームでワウリンカが、第6ゲームでファビアーノが、それぞれブレークされたものの、基本的には均衡のとれた形でゲームは推移していたが、雨天順延で、5日に試合の一部を行うことになっていた。

勝利したファビアーノは次戦で、ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)に勝利したステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はボールを追うワウリンカ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)