「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の4日目、男子シングルス2回戦で第24シードの錦織圭(日本/日清食品)が、バーナード・トミック(オーストラリア)と対戦。錦織が2-6、6-3、7-6(7)、7-5で勝利し、3…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の4日目、男子シングルス2回戦で第24シードの錦織圭(日本/日清食品)が、バーナード・トミック(オーストラリア)と対戦。錦織が2-6、6-3、7-6(7)、7-5で勝利し、3年連続の3回戦進出を決めた。

試合後のインタビューで錦織は「出だしからタフな戦いが続いていた。彼のサーブの良さだったり、リターンでも攻撃的にプレーされた時は苦しかったので、最後までどっちに転ぶかわからなかった」と緊張の場面が多かったこの試合を振り返った。

第1セットは簡単なミスが多く、勢いを付けられないまま2つのブレークを喫して2-6で落としてしまった。そのことについては「自分のミスが相次いでしまった。ファースト(サーブ)が入らないゲームがあったり、先にブレークされて、少し相手に余裕を持たれてしまったのが原因」と話した。

しかしこの試合ではサーブが良く、ビッグサーバーではない錦織としては珍しく24本ものサービスエースを叩き込み、苦しい場面を自身のサーブで乗り越えた。そのサーブについては「珍しかったですね。サーブは要所要所で良いところに入っていた。今日はコースが良かった」と笑顔で答えた。

錦織は3回戦で第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは1回戦で42本、2回戦で19本のサービスエースを決めており、サーブに注意する必要がある。

次戦については「またビッグサーバーなので、自分のサービスゲームをしっかりキープできればチャンスはあると思います」と意気込みを語った。

2017年の「ウィンブルドン」ではこの3回戦で敗退となっており、今年は昨年超え、そして初のベスト8進出が期待される。(テニスデイリー編集部)

※写真は3回戦進出を果たした錦織圭

(Photo by Clive Mason/Getty Images)