7月4日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会3日目、世界2位で第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、世界35位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を相手に、2回戦で敗退した。スコアは4-6…

7月4日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会3日目、世界2位で第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、世界35位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)を相手に、2回戦で敗退した。スコアは4-6、6-1、5-7と1セットダウンから巻き返しを図ったものの及ばず、試合時間は2時間9分だった。

ウォズニアッキは現在ランキングでは2位を確保しているほか、「ウィンブルドン」直前に行われた芝コートでの「イーストボーン国際」で優勝していた。

ランキングでも上位につけるウォズニアッキだったが、試合が始まると、序盤からマカロワにリードされてゲームを進めなければならなかった。第1ゲームの自身のサービスで、フォアハンドでミスを重ねてしまい、いきなり、ブレーク。1ブレークダウンの劣勢に立たされた。

さらに、第5ゲームでも、ウォズニアッキはピンチに。マカロワのバックハンドのウィナーによる得点などが重なり、3ブレークポイントとウォズニアッキにとっては、厳しい場面が訪れた。

ウォズニアッキはなんとかデュースに持ち込んだものの、5度のデュースの末に、ブレークポイントで失点してしまい、2ブレークダウン。その後、マカロワのサービスゲームとなった第8ゲームで1ブレークを返したが、追いつけずに、第1セットを4-6で失った。

第2セットにウォズニアッキは逆に巻き返しを図り、優勢に試合を運んだ。第2、4ゲームでは、マカロワのサービスに対して、ウォズニアッキが、それぞれブレーク。第5ゲームの自身のサービスを含めて、同選手の5ゲームを連取となるなど、第2セットは、ウォズニアッキの圧倒的な優勢のまま終わった。

第3セットでも、ウォズニアッキは、サービスゲームを先に失い厳しい展開。第4、6ゲームでブレークされ、ゲームカウント1-5の2ブレークダウンとなり、大ピンチに。第7ゲームで1ブレークを返したものの、キープされれば敗退となる第9ゲームへ試合は進んだ。

ウォズニアッキはこのリターンゲームで、40-0の3マッチポイントをしのいでデュースに持ち込むと、土壇場でブレークする粘りを見せて、スコアも均衡を取り戻した。

ただ、ウォズニアッキの粘りも結局ここまで。第12ゲームにマカロワにサービスゲームで3マッチポイントが訪れると、ウォズニアッキは、しのぎ切れずにボレーでポイントを奪われ、敗退が決まった。

第2シードを下したマカロワの次の対戦相手は、ルーシー・サファロバ(チェコ)に決まっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後にコートを後にするウォズニアッキ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)