7月3日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会2日目、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は世界127位のデュディ・セラ(イスラエル)を危なげなく下し、1回戦を突破した。スコアは6-3、6-3、6-2…

7月3日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会2日目、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は世界127位のデュディ・セラ(イスラエル)を危なげなく下し、1回戦を突破した。スコアは6-3、6-3、6-2、試合時間は1時間50分だった。

ナダルは「全仏オープン」で11度の優勝を誇るほか、「ウィンブルドン」でも2度、タイトルを獲得するなど、大舞台でも結果を出してきたスター選手。今年は「ウィンブルドン」までに、芝コートの大会には出場していなかったが、良い形でスタートを切った。

試合は、ナダルが基本的に優位に運んだ。第1セットは序盤と中盤こそキープし合ったものの、ナダルは第8ゲームのリターンをラブゲームでブレーク。続くサービスでもラブゲームでキープとなり、第1セットはナダルの手に落ちた。

また、第2セットでナダルは冒頭のリターンゲームをブレークすると、自身のサービスでは付け入る隙を与えずにリードを守り続けた。第9ゲームも再びナダルのリターンだったが、ブレークとなり6-3でナダルが同セットを獲得した。

ナダルは続く第3セットでも1度はブレークを許したものの、すぐさまブレークバックするなどランキング1位の実力を見せつけた。第2、4ゲームで2度ブレークしたほか、5-2とリードして迎えた第8ゲームでは、粘るセラに対して5度のデュースを繰り返す長いゲームで、ナダルは3度目のマッチポイントで得点し、白星の獲得を決定づけた。

ナダルは「まだ改善の余地はあるが、しばらく芝コートでの試合はしていなかったからストレート(セット)勝ちすることがとても重要だった」と話した。

また、同選手は「これはいいスタートだ。初戦であり、決して簡単ではない。特にここはグラスコートで、しばらくグラスコートはやっていなかったから」と振り返った。

ナダルは続く2回戦でミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真「ウィンブルドン」1回戦でのナダル

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)