7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会初日、第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、世界105位のアランチャ・ラス(オランダ)を下して、次戦に駒を進めた。スコアは7-5、6-3、試合時間は…

7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)大会初日、第25シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、世界105位のアランチャ・ラス(オランダ)を下して、次戦に駒を進めた。スコアは7-5、6-3、試合時間は1時間28分だった。

セレナは、通算23のグランドスラムタイトルを持ち、うち7回は「ウィンブルドン」で手にしている。2017年の「全豪オープン」を終えてから産休でツアーを離れていた一方で、今年の3月から復帰。今大会は「全仏オープン」に続く、ツアー復帰後2度目のグランドスラムの出場となる。

試合では第1セットの序盤からブレークゲームはあったものの、均衡を保ったスコアで試合は推移した。

セレナは、最初のゲームで自身のサービスをキープすると、続くリターンゲームで2ブレークポイントを掴むと早速ブレーク。他方で、第3ゲームでは、ラスに自身のサービスでブレークを許してしまい、セレナは最初のチャンスではリードできなかった。

しかし、拮抗した流れの中、第12ゲームに入ると、セレナにチャンスが訪れ、2ブレークポイントを掴む。奪えばセットアップのリードとなるその場面で、セレナが2度目のブレークポイントで得点。競り合いながらも1セットアップのリードを獲得した。

第2セットでは、セレナは第3ゲームの自身のサービスをブレークされてしまい、にわかにラスに流れが傾いた。

ところがセレナは、第6ゲームで2ブレークポイントを得ると、1ポイントの挽回を許しながらも、結局ブレークし、スコアをイーブンに戻した。

続くリターンゲームとなった第8ゲームでも、セレナがラスを押し込み、ブレーク。1ブレークアップのリードを得ると、サービング・フォー・ザ・マッチへ。4度のデュースを繰り返し、セレナには結局、6度のマッチポイントが訪れる長いゲームとなる中で、同選手がなんとかマッチポイントをものにして、勝利を決めた。

セレナは、世界135位のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)と2回戦で対戦する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真はウィンブルドンの初戦でサーブを放つセレナ

(Photo by Clive Mason/Getty Images)