7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)がいよいよ開幕する。現在ランキング2位のロジャー・フェデラー(スイス)はもちろん、日本のエースである錦織圭(日本/日清食品)の活躍も期待されるが、錦織はこのほど、ほ…

7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)がいよいよ開幕する。現在ランキング2位のロジャー・フェデラー(スイス)はもちろん、日本のエースである錦織圭(日本/日清食品)の活躍も期待されるが、錦織はこのほど、ほかの注目選手も上げながら「面白い大会になる」との見方を語ったと、Sport360などが伝えている。

フェデラーは昨年も、「ウィンブルドン」で優勝し、自身8個目となる芝シーズンのグランドスラムのタイトルを獲得。同サーフェスで高いパフォーマンスを見せてきており、今年も優勝候補の筆頭に上げられる傾向は根強い。

もちろん、フェデラーの長年のライバルであるラファエル・ナダル(スペイン)が立ちふさがるかもしれず、両選手が順調に勝ち進めば、「ウィンブルドン」の決勝戦で再戦する可能性ももちろんある。

他方で、錦織は、フェデラーやナダルだけが注目選手ではないとの見方を示しており、今大会の行方を占う上でも目に留まりそうだ。

同選手は、ロジャーとラファは今年少し違うレベルにいるとした上で、「しかし、知っての通りマリン・チリッチ(クロアチア)はいいプレーをしているし、芝コートでは強敵になり得る」とウィンブルドンで語っており、Sport360などが報じた。

さらに、同様に錦織の見方として、チリッチの昨年の質の高いプレーを評価した上で、「ディミトロフもいい選手だ。スタン・ワウリンカ(スイス)はノーシードで、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も上位10シードには入ってないので、厳しい大会になるだろう」との見方を話したことも伝えられている。

加えて、錦織は「そうだね。面白い大会になりそうだ」と話しており、見ごたえのある大会への期待を示した。

錦織はすでに、1回戦で世界ランキング200位のクリスチャン・ハリソン(アメリカ)と対戦すると決まっており、順調に勝ち進めば3回戦では第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)、4回戦では第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)との対戦もある。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」で練習する錦織

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)