WTA(女子テニス協会)は7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)開幕時点でのランキングを公表した。大坂なおみ(日本/日清食品)はランキングを維持し、芝のグランドスラムでの自身初戦に向けて、備える形になっ…

WTA(女子テニス協会)は7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)開幕時点でのランキングを公表した。大坂なおみ(日本/日清食品)はランキングを維持し、芝のグランドスラムでの自身初戦に向けて、備える形になった。

大坂は前週に行われた「イーストボーン国際」には出場しなかったが、その不在はランキング順位には影響せず、前週と変わらない18位に留まった。

一方で、「イーストボーン国際」では、第1シードで世界2位だったカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、決勝戦に進出。45位のアリナ・サバレンカ(ベラルーシ)に対して、持ち味の強打に手こずる場面も見せながらも、ウォズニアッキが7-5、7-6(5)で下して優勝した。

ただ、その結果もランキングへの影響はなく、ウォズニアッキの順位は2位。1月の「全豪オープン」では見事にグランドスラムのタイトルを獲得したが、「ウィンブルドン」でどんな結果を出せるかも、今後2週間の焦点になりそうだ。

また、トップ10での動きとしては、アンジェリック・ケルバー(ドイツ)が10位に戻ってきており、元ランキング女王がどこまで順位を再び引き上げられるか見るのもよさそうだ。

その他の上位勢の順位には大きな変動はなかったものの、「イーストボーン国際」で準優勝したサバレンカが、13人抜きで32位に順位を上げており、比較的に大きなランキング変化を引き起こした。

サバレンカは現在、1998年生まれの20歳。すでにトーナメントの上位に顔を見せてきており、「ウィンブルドン」での活躍を見られる可能性もある。◇   ◇   ◇

【7月2日付最新WTAランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア)  7,871

2.(2)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 6,910

3.(3)ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)  6,550

4.(4)スローン・スティーブンス(アメリカ) 5,463

5.(5)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 5,250

6.(6)カロリーヌ・ガルシア(フランス) 4,960

7.(8)ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,610

8.(7)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 4,315

9.(9)ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 3,971

10.(11)アンジェリック・ケルバー(ドイツ) 3,545

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18.(18)大坂なおみ(日本/日清食品) 2,350

32.(45)アリナ・サバレンカ(ベラルーシ) 1,430(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」で練習する大坂なおみ

(photo by John Patrick Fletcher/Action Plus via Getty Images)