「男子テニスATPワールドツアー250 イーストボーン」(イギリス・イーストボーン/6月25~30日/芝コート)の最終日、男子シングルス決勝で世界67位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)が、94位のルーカス・ラッコ(スロバキア)と対戦。M.ズベ…

「男子テニスATPワールドツアー250 イーストボーン」(イギリス・イーストボーン/6月25~30日/芝コート)の最終日、男子シングルス決勝で世界67位のミーシャ・ズベレフ(ドイツ)が、94位のルーカス・ラッコ(スロバキア)と対戦。M.ズベレフが6-4、6-4で勝利し、ツアー初タイトルを獲得した。試合時間は1時間37分。

M.ズベレフは現在3位であるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の10歳年上の兄。芝コートに適しているサーブ&ボレーを好み、キャリアでも芝コートでの勝率が最も高い。一方のラッコは、ベースラインの後方からでも思いきったストロークの攻撃を仕掛ける積極性を持ったタイプ。この決勝は30歳にして初タイトルを狙うもの同士の戦いだった。

試合は立ち上がりから動く。第1ゲームでM.ズベレフが0-40のチャンスとすると、これをものにし、いきなりリードする。その後は第4ゲーム、第5ゲームで両者ともにチャンスとするが、これはどちらもものにできない。そしてそのままM.ズベレフが第1セットを先取した。

第2セットでも第5ゲームでデュースの攻防となるが、M.ズベレフがこのゲームだけで6回目のブレークポイントでようやく決め、またも先行に成功する。そしてこのリードを守り切り、悲願の初タイトルは、M.ズベレフの手に渡った。(テニスデイリー編集部)※写真は初タイトルを獲得したM.ズベレフ

(Photo by Charlie Crowhurst/Getty Images for LTA)