6月29日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の本戦ドローが発表され、杉田祐一(日本/三菱電機)の初戦の相手が、世界ランキング170位で予選勝者のブラッドリー・クラン(アメリカ)に決まった。杉田は、29歳の世…

6月29日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月2~15日/芝コート)の本戦ドローが発表され、杉田祐一(日本/三菱電機)の初戦の相手が、世界ランキング170位で予選勝者のブラッドリー・クラン(アメリカ)に決まった。

杉田は、29歳の世界ランキング45位。早いタイミングでフラット気味に叩くプレーを持ち味にしている。

杉田は昨年、「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」で日本人として3人目のツアー優勝者になったほか、「ウィンブルドン」での本戦での初勝利も上げるなど活躍を見せていた。

今年、杉田の芝シーズンに入ってからの戦績では「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」の準々決勝進出が最高。杉田はその準々決勝で、デニス・クドラ(アメリカ)に2-6、5-7で敗戦した一方で、2回戦では世界7位のドミニク・ティーム(オーストリア)を6-2、7-5で撃破して金星を上げて、存在感を再び見せていた。

他方で、「ウィンブルドン」の直前に行われた「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」では、世界75位のピエール ユーグ・エルベール(フランス)に、杉田は6-2、4-6、6(5)-7で黒星を喫し、2回戦で敗退していた。

一方、今回、その杉田が初戦でぶつかるクランは、27歳で世界ランキングでは170位。熾烈な予選を勝ち上がってきた一人だ。

クランは予選で、25日にリカルド オヘダ ララ(スペイン)に6-3、6-2で、26日にAntoine Hoang(フランス)に6-4、6-1で、そして28日にシモーネ・ボレッリ(イタリア)に6-3、6-4、7-6(3)でそれぞれ白星を上げている。

両者の直近の対戦は2014年の「ブリスベン国際」の予選で、その際には当時170位の杉田が97位のクランに対して、6-4、1-6、6-3で勝利している。今回も杉田が勝利し、シード順通りの試合結果となれば、杉田は次戦でカイル・エドマンド(イギリス)と対戦する見通しだ。(テニスデイリー編集部)

※写真はサーブを放つ杉田

(Photo by Thomas Starke/Getty Images)