「ウィンブルドン」の本戦ドローを戦う日本人選手がまた一人増えた。内山靖崇(日本/北日本物産)が、男子ダブルス予選を突破して、本戦ドロー入りを果たしたからだ。今回、内山にとっては、シングルスとダブルスを通じて、初めてグランドスラムの本戦で戦う…

「ウィンブルドン」の本戦ドローを戦う日本人選手がまた一人増えた。内山靖崇(日本/北日本物産)が、男子ダブルス予選を突破して、本戦ドロー入りを果たしたからだ。

今回、内山にとっては、シングルスとダブルスを通じて、初めてグランドスラムの本戦で戦うことになる。

また内山は25日付のダブルスのランキングでは世界112位で、シングルスのランキングでは238位だ。昨年はマクラクラン勉(日本)との日本人ペアで、「楽天ジャパンオープン」で優勝。日本人ペアでは12年ぶりとなるダブルスのタイトルを獲得した経緯がある。

内山はすでにTwitterへの投稿でダブルスの本戦出場について「ウィンブルドンのダブルス予選突破して、初めてグランドスラムの本戦でプレー出来る事になりました!勝った瞬間は今までの色んな思いが込み上げて来ました」と報告。

さらに、同選手は同じ投稿で「まだまだ終わるつもりはないので、しっかり準備して本戦に備えます」と意気込みを語った。

今回、内山は、アンドレ・ベゲマン(ドイツ)とペアを組み、予選に出場。25日の予選1回戦では、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)/ピーター・ポランスキー(カナダ)を相手に7-6(5)、6-2で白星を上げると、本戦出場のかかる2回戦へ。

27日に行われたその試合で内山/ベゲマンペアは、Ariel Behar(ウルグアイ)/シェイ・チェン ペン(台湾)を、6-4、6(4)-7、8-6で下して、見事に予選を勝ち抜いた。「ウィンブルドン」の舞台でどんなプレーを見せるか注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はガッツポーズをとる内山(昨年の「楽天ジャパンオープン」でのもの)

(Photo by Matt Roberts/Getty Images)