KDDI、新たなスポーツ観戦スタイルが提供可能に…5Gでの自由視点映像のリアルタイム配信に成功

KDDI、KDDI総合研究所、沖縄セルラー電話は、世界で初めて5Gでの自由視点映像のリアルタイム配信に成功した。

実験は国際電気通信基礎技術研究所、サムスン電子の協力の下、沖縄セルラースタジアム那覇で6月26日（火）に開催されたプロ野球公式戦「北海道日本ハムファイターズvs福岡ソフトバンクホークス」にて実施。次世代移動通信システム「5G」に対応したタブレット端末を活用し、スタジアムでの自由視点映像のリアルタイム配信に世界で初めて成功した。

5Gエリアは、沖縄セルラースタジアム観客席に構築。自由視点映像を撮影するためのカメラは、バッターボックスに向けて16台設置した。当日は、16台のカメラを利用して打者を同じタイミングで多方向から撮影した映像を元に、任意のアングルから自由視点映像に加工。自由視点映像をリアルタイムに、複数の5Gタブレットに配信した。

モバイル端末を使用し、任意のアングルでのスポーツ観戦が可能となったことで、今後、スタジアムでの新たな観戦スタイルを提供できる。また、遠隔でイベントを視聴する際に、テレビ中継とは異なる臨場感を体感できるようになる。