女子テニスの国別対抗戦である「フェドカップ」の、2019年と2020年のフランスチームの監督に、現在、男子のプロツアーを戦っているジュリアン・ベネトー(フランス)が就任する。フランステニス連盟がTwitterを通じて明らかにしたほか、大会の…

女子テニスの国別対抗戦である「フェドカップ」の、2019年と2020年のフランスチームの監督に、現在、男子のプロツアーを戦っているジュリアン・ベネトー(フランス)が就任する。フランステニス連盟がTwitterを通じて明らかにしたほか、大会の公式サイトも伝えている。

「フェドカップ」は通常、3セットマッチで行われ、シングルス2試合を初日に、さらにシングルス2試合とダブルス1試合を2日目に行う合計5試合で勝敗を競い、3勝したチームの勝利となる。

フランスチームは今年、ヤニック・ノア氏が監督を務めて戦い、2月に行われた1回戦でベルギーに3勝2敗で勝利した一方で、4月に行われたアメリカとの準決勝では2勝3敗で敗戦。その後、ノア監督が退くことが決まっていた。

同監督に代わり、就任するベネトーは現在36歳で、キャリアハイのシングルス順位は2014年の11月に記録した25位だ。シングルスでの同選手のタイトル獲得実績はないものの、ダブルスでは12度の優勝を経験しており、その中で2014年には「全仏オープン」のダブルスでの優勝も含まれる。

また、今も同選手はツアーを回っており、先週に行われた「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」にも出場。予選を突破して本戦ドロー入りし、1回戦で世界19位のトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を7-5、3-6、6-3で下し、2回戦に進出していた。

他方で、ベネトーはかねてから今シーズンで引退することを明らかにしており、「フェドカップ」のフランスチームの監督への就任が同選手にとっては、新たな一歩になりそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は汗を拭うベネトー

(Photo by Steve Bardens/Getty Images)