「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」(トルコ・アンタルヤ/6月24~30日/芝コート)で、世界87位のダニエル太郎(日本/エイブル)は6月25日、世界69位のギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)との試合に臨んだが、白星は…

「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」(トルコ・アンタルヤ/6月24~30日/芝コート)で、世界87位のダニエル太郎(日本/エイブル)は6月25日、世界69位のギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)との試合に臨んだが、白星は得られなかった。スコアは4-6、7-6(7)、4-6、試合時間は2時間24分だった。

ダニエル太郎は今大会では、予選を勝ち抜いて、本戦へ出場している。ガルシア ロペスとは過去2回対戦して、2連敗中だった。他方で今年、ダニエルは、「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」で優勝するなど活躍も見せており、期待がかかっていた。

ガルシア ロペスは、長身ならではのリーチの長さをストロークに生かしている選手で、スペイン勢ながらハードコートを得意にしている。

ダニエルは、ガルシア ロペスに対してイニシアティブをとらせずに、第1セットを運んだ。第9ゲームを終えるまで、両選手ともに、サービスキープ合戦を続け、いずれにも流れは傾かなかった。

ただ、第10ゲームでダニエルがサービスに回ると、ガルシア ロペスに連続ポイントを許し、結局ブレーク。1セットダウンの厳しい立場に立たされた。

第2セットでダニエルは、第4ゲームで先にブレークを許し、さらに苦しくなったものの、第7、9ゲームで2度のブレークに成功し逆転したが、第10ゲームでは再びブレークされ、2ブレークずつを分け合い、スコアも拮抗して進展した。

結局、第2セットはタイブレークにもつれ込み、ミニブレークし合う熾烈な競り合いの末に、ダニエルが獲得。1セットオールのイーブンに持ち込んだ。

しかし、ダニエルは第3セットで再びキープ合戦を繰り広げたが、第9ゲームでついに、ブレークを許した。同ブレークが決め手になり、ダニエルは第3セットを失い、黒星を喫した。

ダニエル太郎は来週から始まる「ウィンブルドン」では男子シングルス本戦ドローに入っており、芝コートでプレーする姿を再び、すぐに見られそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真はトスを上げるダニエル太郎

(Photo by Harry How/Getty Images)