【6/25試合結果】杉田「勝つことが出来て嬉しい」、アンタルヤ1回戦突破。イーストボーンではマレーがワウリンカを下し復帰後初勝利。

■「 男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」（トルコ・アンタルヤ／6月24～30日／芝コート）

6月25日、男子シングルス1回戦で、世界ランキング45位（6月25日時点）の杉田祐一（日本／三菱電機）が、世界72位のギド･ペラ（アルゼンチン）に6-4、3-6、6-4で勝利。幸先よく1回戦を突破した。

第1セット、第3ゲームをあっさりとブレークし、序盤でリードを作った。第6ゲームでペラにブレークポイントを握られたがここを凌いでキープ。危なげなく第1セットを先取した。続く第2セットでは、杉田がサービスの第2ゲームで0-40の状態からデュースに持ち込んだものの、ここはペラにブレークを許してしまう。その後も中々チャンスを掴むことが出来ず第2セットを落としてしまった。迎えた勝負の第3セット、お互い譲らずキープが続く。5-4で迎えた第10ゲームで杉田はデュースに持ち込みマッチポイントを握った。このチャンスをしっかりと活かしてブレークを果たし、2回戦進出を決めた。

ATP公式サイトによれば試合後に「ディフェンディングチャンピオンというのは大きなプレッシャーではあるけれど、私はここにいい思い出があるのでトーナメントを楽しみたいと思っていた。今日勝つことができて本当に嬉しいです」と杉田は話した。勝利した杉田は2回戦で、ピエール ユーグ・エルベール（フランス）と対戦する。

世界87位のダニエル太郎（日本／エイブル）が世界69位のギジェルモ・ガルシア ロペス（スペイン）に4-6、7-6(7)、4-6で敗れ、残念ながら2回戦進出はならなかった。第2セットはお互いブレークを奪い合う展開、タイブレークでは粘り強いプレーでセットを取り返した。勝負の第3セットではお互いキープが続いた後、第9ゲームでガルシア ロペスにブレークを許してしまいゲームカウント4-5に。相手のサービング・フォー・ザ・マッチでブレークはならず初戦敗退となった。

■「 イーストボーン国際」（イギリス・イーストボーン／6月24～30日／芝コート）

女子シングルス1回戦で世界101位の奈良くるみ（日本／安藤証券）が、世界44位のカイア・カネピ（エストニア）に2-6、4-6で敗れ残念ながら1回戦突破はならず。芝シーズンに入ってからは「ノッティンガム・オープン」本戦、「バーミンガム・クラシック」の予選を含む、3大会連続での初戦敗退となった。

■「男子テニスATPワールドツアー250 イーストボーン」（イギリス・イーストボーン／6月25～30日／芝コート）

男子シングルス1回戦で元世界1位アンディ・マレー（イギリス）が元世界3位スタン・ワウリンカ（スイス）に6-1、6-3のストレートで勝利した。マレーが故障から復帰後初勝利を飾り、元王者の風格をみせつけた。この試合マレーは、第1セットでは一度も相手にブレークポイントを与えず、第2セットは4回ブレークチャンスを握られたがこれを全て凌いだ。

マレーは試合後「勝ててとても嬉しいよ。第1セットはとても上手くいったと思っていたが、第2セットで少しだけムラが出た。終盤に向かってちょっと神経質になった」と振り返り、「私はデル ポトロのように複数の故障から復帰する選手を見てきた。そしてドローがとても難しい時もある。それを受け入れて、できるだけの対処やトライをしなければならないし、うまくいけばそういう試合でもそのうち勝ち始められるだろう」と意気込みを語った。◇　　　◇　　　◇

【6月25日主な試合結果】

◆「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」男子シングルス1回戦

〇[7]杉田祐一（日本／三菱電機）6-4、3-6、6-4 ●ギド･ペラ（アルゼンチン）

〇ギジェルモ・ガルシア ロペス（スペイン）6-4、6(7)-7、6-4 ●[Q]ダニエル太郎（日本／エイブル）

◆「男子テニスATPワールドツアー250 イーストボーン」男子シングルス1回戦

〇[WC]アンディ・マレー（イギリス）6-1、6-3 ●[WC]スタン・ワウリンカ（スイス）

〇[6]ダビド・フェレール（スペイン）7-5、6-3 ● [Q]マッテオ・ベレッティーニ（イタリア）

◆「 イーストボーン国際」女子シングルス1回戦

〇カイア・カネピ（エストニア）6-2、6-4 ●[Q]奈良くるみ（日本／安藤証券）（テニスデイリー編集部）

※写真は「男子テニスATPワールドツアー250 アンタルヤ」で2回戦進出を決めた杉田（「リベマ・オープン」の時のもの）

(Photo by Andy Astfalck/Getty Images)