イギリス・ロンドンで開催されている「AEGON選手権」(ATP500/6月13~19日/賞金総額180万2945ユーロ/グラスコート)の準々決勝で、第1シードのアンディ・マレーが、カイル・エドマンドとのイギリス人対決を6-4 3-6 6…
イギリス・ロンドンで開催されている「AEGON選手権」(ATP500/6月13~19日/賞金総額180万2945ユーロ/グラスコート)の準々決勝で、第1シードのアンディ・マレーが、カイル・エドマンドとのイギリス人対決を6-4 3-6 6-1で制し、準決勝に駒を進めた。前年覇者のマレーは、この伝統あるクイーンズクラブでの大会で2連覇を目指している。 マレーは第1セットで先にブレークしたが、すぐに取り返され、世界ランク85位の21歳、そしてデビスカップのチームメイトに対し、主導権を握れずに苦労した。3-3からふたたびブレークして、第1セットはマレーが6-4で取ったが、エドマンドは第2セットで3-1とリードを奪う。マレーは即座にブレークバックしたが、次のゲームでひどく転倒し、またもサービスゲームを落としてしまった。 マレーは3-5のエドマンドのサービスゲームで、3つのブレークポイントを握ったが、どれもものにすることができず。しかし、そこから切り替えて調子を上げ、ファイナルセットでは最初の5ゲームを連取した。
「彼(エドマンド)は、この国のテニスの未来だ」と試合後、マレーはBBCスポーツに言った。 この大会ですでに4度優勝しているマレーは次の準決勝で、2012年優勝者で第5シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチはスティーブ・ジョンソン(アメリカ)を競り合いの末、6-7(3) 6-3 6-4で下して勝ち上がった。
チリッチとジョンソンは第1セット、ともに1つのブレークポイントもつかむことなく、サービスをキープし合ってタイブレークに突入。その後も試合は拮抗した展開だったが、たった1つのサービスブレークが第2セットを決め、チリッチがセットを取り返した。
第3セットのチリッチは、サービスをキープして1-1とするために、3つのブレークポイントを凌がなければならなかったが、4-4から、勝負を決めるブレークを果たした。 「すごく厳しい戦いだった」とチリッチ。「彼はあのサービスで、僕を大いに苦しめてくれたよ」。
そのほかの準々決勝は、第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が第6シードのロベルト・バウティスタアグート(スペイン)を6-1 6-4で、バーナード・トミック(オーストラリア)がジル・ミュラー(ルクセンブルク)を7-6(5) 4-6 6-2でそれぞれ破り、両者が準決勝で対戦する。(C)AP