1877年から始まり、グランドスラムの中でも最も歴史のある大会「ウィンブルドン」。年に一度、その本戦出場を目指す選手たちの戦いが、いよいよ幕を開ける。6月25日、男子シングルス予選1回戦と男子ダブルス予選1回戦が行われる。男子シングルス予選…
1877年から始まり、グランドスラムの中でも最も歴史のある大会「ウィンブルドン」。年に一度、その本戦出場を目指す選手たちの戦いが、いよいよ幕を開ける。6月25日、男子シングルス予選1回戦と男子ダブルス予選1回戦が行われる。
男子シングルス予選では、世界238位(ランキングは6月25日時点)の内山靖崇(日本/北日本物産)が226位のコンスタント・レスティエンヌ(フランス)と対戦する。内山が初のグランドスラム本戦出場に向けて、自身の持ち味である強力なサービスや、高い技術のネットプレーで予選を勝ち進めるか期待だ。内山は24日に自身のTwitterで「僕は明日からウィンブルドンの予選です。1試合ずつ頑張ってきます」とコメントしている。
世界181位の添田豪(日本/GODAI)は120位のHugo Dellien(ボリビア)との対戦に臨む。添田は2012年にキャリアハイの47位を記録しており、計ったようにコート深く突き刺す低弾道のストロークが特徴の選手。「ウィンブルドン」では2回戦進出が最高成績。
世界271位で20歳の綿貫陽介(日本/日清食品)は285位のベンジャミン・ボンジ(フランス)と対戦。今大会は綿貫にとって初めてのグランドスラム挑戦であり、若さも武器にどこまで進めるか注目だ。
そのほか、世界167位の伊藤竜馬(日本/北日本物産)が240位のドミニク・コプファー(ドイツ)と、214位の守屋宏紀(日本/北日本物産)が131位のビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)と対戦予定。
男子ダブルス予選1回戦では、シングルス予選にも出場の内山がアンドレ・ベゲマン(ドイツ)とのペアでマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)/ピーター・ポランスキー(カナダ)と対戦予定だ。内山は2017年「楽天ジャパンオープン」男子ダブルスでマクラクラン勉(日本)とペアを組み、日本人ペアでは12年ぶりとなる優勝を果たしている。
各選手が、「ウィンブルドン」本戦出場を目指して活躍してくれる事を期待したい。◇ ◇ ◇【6月25日の注目ドロー】◆男子シングルス予選1回戦内山靖崇(日本/北日本物産)対 コンスタント・レスティエンヌ(フランス)Hugo Dellien(ボリビア)対 添田豪(日本/GODAI)ベンジャミン・ボンジ(フランス)対 綿貫陽介(日本/日清食品)ドミニク・コプファー(ドイツ)対 伊藤竜馬(日本/北日本物産)ビヨン・フラタンジェロ(アメリカ)対 守屋宏紀(日本/北日本物産)◆男子ダブルス予選1回戦アンドレ・ベゲマン(ドイツ)/内山靖崇(日本/北日本物産)対 マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)/ピーター・ポランスキー(カナダ)(テニスデイリー編集部)
※写真は「ウィンブルドン」予選1回戦に登場する内山靖崇(2017年「楽天ジャパンオープン」の時のもの)
(Photo by Matt Roberts/Getty Images)