6月23日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)の大会6日目。準決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)は、ニック・キリオス(オーストラリア)を下した。スコアは7-6(3)、7-6…

6月23日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)の大会6日目。準決勝でマリン・チリッチ(クロアチア)は、ニック・キリオス(オーストラリア)を下した。スコアは7-6(3)、7-6(4)、試合時間は1時間25分だった。

チリッチは第1シードで世界ランキング6位、長身から放つ強力なサービスを持ち味の一つ。「ウィンブルドン」では準優勝の経験もある同選手は芝を得意としている一方で、世界21位のキリオスも強力なサービスも持っている。

試合はいずれの選手も長身からの強力なサービスをもっているからか、キープ合戦で進展。第1セットでは、両選手ともにブレークポイントを握られることさえなく、12ゲームを消化。決定的なポイントを獲得させずに、タイブレークにもつれ込んだ。

その中でも、チリッチもキリオスも、お互いにミニブレークをほとんど与えず、拮抗した競り合いが続いた。

ただ、3-2となるとチリッチは、自身のリターンで、キリオスのアプローチショットのロングアウトでミニブレーク。さらに、自身のサービスではミニブレークを許さず、6-3から2度目のミニブレークで第1セットを奪取した。

第2セットに入っても、両選手ともに第1セットと相似形の試合運びを見せた。強力なサービスを生かして、ブレークを許さずに、ブレークポイントも、チリッチの側にわずかに2回訪れただけだった。

そのまま、第2セットもタイブレークに。チリッチは、第1ポイントで、キリオスのダブルフォルトでの幸運なポイントでミニブレークし、キリオスのミスショットも重なり結局、7-3で勝利を決めた。

チリッチは決勝戦で、現在は世界22位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。過去の対戦成績は、チリッチの1勝14敗となっており、過去の戦績からはチリッチが挑戦者の立場となる。(テニスデイリー編集部)

※写真は決勝進出を決めたチリッチ

(Photo by Patrik Lundin/Getty Images for LTA)