6月23日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)の大会6日目に、ロジャー・フェデラー(スイス)が、世界ランキング109位のデニス・クドラ(アメリカ)を下し決勝戦にコマを進めた。スコアは7…

6月23日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)の大会6日目に、ロジャー・フェデラー(スイス)が、世界ランキング109位のデニス・クドラ(アメリカ)を下し決勝戦にコマを進めた。スコアは7-6(1)、7-5、試合時間は1時間26分だった。

フェデラーは「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」では昨年も優勝しており、連覇を狙う世界1位だ。今年、優勝すれば同大会で通算10回目の優勝で、キャリアでも合計99個目のタイトルとなる。

一方、クドラは準々決勝で杉田祐一(日本/三菱電機)を破って準決勝に進出してきており、杉田との対戦中にメディカルタイムアウトを取得。左太ももや股関節周辺を治療していたため、同選手のプレーに影響するかも注目だ。

ランキングと実績で優るフェデラーだったが、試合では、なかなか決定的なリードを奪えずに、ゲームは進行した。

第1セット、第2ゲーム目30-30からフェデラーは、ベースライン付近からのストロークでクドラのボレーミスを誘いブレークポイントを獲得したものの、続くポイントを奪えずデュースへ突入。その後、なんとかブレークをしたものの、直後のゲームでグドラがブレーク返し、スコアはイーブンで推移した。

結局、第1セットは両選手ともに決定的なブレークを奪えずにタイブレークへ突入。ここでフェデラーがクドラに1ポイントしか与えずに、押し切ってセットを取得した。

第2セットに入るとフェデラーは、ブレークポイントを何度も握られるなどサービスゲームをなかなかキープできなかったが、終盤までブレークを許さずに耐え、フェデラーにチャンスが訪れた。

お互いに譲らず第11ゲーム、2度目のデュースでフェデラーが、クドラのアウトミスからブレークに成功。ストローク戦で押し切り、ロングアウトを誘い、これでフェデラーの1ブレークアップのリードとなった。続くサービスゲームを危なげなくキープし、そのまま勝利を決めた。

フェデラーは決勝戦でボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は勝利してポーズをとるフェデラー

(Photo by Thomas Starke/Getty Images)