「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会5日目となった6月22日、世界ランキング6位で第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は、13位で第5シードのサム・クエリー(アメリカ…

「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会5日目となった6月22日、世界ランキング6位で第1シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は、13位で第5シードのサム・クエリー(アメリカ)と対戦した。スコアは7-6(3)、6-2、試合時間は1時間18分だった。

チリッチは、パワフルなサービスと、低い弾道のフラット系ストロークで主導権を奪うスタイルで、芝コートを得意としている。今大会では、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)、ジル・ミュラー(ルクセンブルク)を破っての準々決勝への登場となっている。

一方の、クエリーは、高い打点から放たれる弾丸サービスと力強く振り抜くフォアハンドを武器としており、「ウィンブルドン」ではベスト4に入った経験も持つ。今大会ではスタン・ワウリンカ(スイス)を破っている。

ゲームが始まると、サービスを武器にする選手同士の対戦ということもあり、キープ合戦でゲームを消化。第12ゲームを終えても1つのブレークもなく、第1セットはタイブレークに突入した。

その中で、チリッチは、3-3で迎えたリターンで、クエリーのサービスを叩き返し、エース。同ミニブレークが決定的になり、第1セットはチリッチのものになった。

第2セットになると一転して、序盤からチリッチリードでゲームが進展。第1ゲームのクエリーのサービスでいきなりブレークすると、第3ゲームでも再び、チリッチがブレーク。4ゲームを連取して、圧倒的な優位に立った。

その後結局、両選手ともにブレークを獲得できず、チリッチが押し切って勝利を手にした。

チリッチは、続く準決勝で、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)との戦いを制したニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※はクエリーを下し準決勝進出のチリッチ

(Photo by Marc Atkins/Getty Images)