6月22日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会5日目。シングルス準々決勝、ダブルス準決勝が行われた。男子シングルス準々決勝で杉田祐一(日本/三菱電機)が世界ランキング109位デニス…

6月22日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会5日目。シングルス準々決勝、ダブルス準決勝が行われた。

男子シングルス準々決勝で杉田祐一(日本/三菱電機)が世界ランキング109位デニス・クドラ(アメリカ)に2-6、5-7で敗れ、残念ながら準決勝進出はならなかった。

第1ゲームでいきなりクドラにブレークを喫した杉田。その後、杉田は第4ゲームでブレークポイントを握るもブレークまでは至らず、逆に第5ゲームでクドラにブレークされて2ブレークダウンとなってしまう。杉田はその後もチャンスを生むことができず、第1セットを落とす。第2セット、杉田は第2ゲームでブレークに成功すると3ゲーム連取、その後はお互いにキープの状態が続く。第9ゲームが終了したタイミングでクドラがメディカルタイムアウトを取り、約5分間のインターバルを挟んで試合が再開された。しかし杉田は第11ゲームで15-40のピンチを迎えると、あっさりとブレークされてしまう。その後クドラに4ゲームを連取され杉田の5-6、終盤で形勢逆転されてしまった。そしてクドラのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲームでブレークすることができず、準々決勝敗退となった。勝利したクドラは準決勝で、ロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。

ロジャー・フェデラー(スイス)は、世界ランキング60位のマシュー・エブデン(オーストラリア)に7-6(2) 、7-5で勝利し準決勝進出を決めた。

第1セット、お互い譲らずにキープが続きタイブレークにもつれ込む展開に。最後はフェデラーのバックハンドのリターンエースが鮮やかに決まり、第1セットを先取した。続く第2セット、第3ゲームでフェデラーがブレークされるも、直後のゲームで即座にブレークバックを果たす。その後、エブデンに第6ゲームから第8ゲームまで3ゲーム連取され、フェデラーは劣勢に立たされたが、今度はフェデラーが第9ゲームから3ゲーム連取する猛攻を見せた。フェデラーの6-5で迎えたリターンゲームではエブデンに30-0とされ、このままタイブレークに突入かと思われた。しかしここからフェデラーが4ポイント連取し、試合終了。フェデラーが最後4ゲームを連取して、準決勝進出を果たした。勝利したフェデラーは準決勝で、杉田を破ったクドラと対戦する。

そのほか、第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)が世界36位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-3、6(3)-7、6-3で勝利。34位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)は50位アンドレアス・セッピ(イタリア)に7-5、6-3のストレートで勝利している。◇   ◇   ◇

【6月22日 主な試合結果】

◆男子シングルス

準々決勝

〇[Q]デニス・クドラ(アメリカ)6-2、7-5 ●杉田祐一(日本/三菱電機)

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)7-6(2) 、7-5 ●マシュー・エブデン(オーストラリア)

〇[4]ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)6-3、6(3) -7、6-3 ●カレン・ハチャノフ(ロシア)

〇ボルナ・チョリッチ(クロアチア)7-5、6-3 ●アンドレアス・セッピ(イタリア)

◆男子ダブルス

準決勝

〇[1]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)6(5)-7、6-3 、12-10 ●[4]イバン・ドディグ(クロアチア)/ラジーブ・ラム(アメリカ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」準々決勝で敗れた杉田

(Photo by Friso Gentsch/picture alliance via Getty Images)