「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会4日目となった6月21日、世界5位で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と…

「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会4日目となった6月21日、世界5位で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は、元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)との2回戦でストレートでの敗戦を喫した。スコアは4-6、1-6、試合時間は1時間5分だった。

ディミトロフは、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)を6-3、6(4)-7、6-3のフルセットで、ジョコビッチはジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-2、6-1で撃破して勝ち上がってきている。

試合では実績と実力のある選手同士の試合らしく、お互いになかなか隙を見せず、決定的なリードを許さずに第1セットは推移した。ディミトロフも、ジョコビッチも相手にブレークポイントを与えずに、9ゲームをキープ合戦で消化した。

第1セットが動いたのは第10ゲーム。ディミトロフは自身のサービスで、ダブルフォルトやネットなどミスを重ねた。さらに、ネットにつこうとしたところを、ジョコビッチのパッシングに抜かれ、3ブレークポイントのピンチとなった。

ディミトロフはそのピンチに、2ポイントを連取したものの、守り切れずに、ジョコビッチにブレークを許し、4-6で第1セットを失った。

第2セットに入ると、ディミトロフは流れをつかめずに、試合もジョコビッチの一方的な展開に。第3ゲームを終えるまでは、両選手ともにキープしたものの、ディミトロフが第4ゲームでサービスゲームを失うと、第6ゲームも簡単に締められずに、30-30に。

さらに自身のアウトミスで30-40のブレークポイントとなると、ラリーの応酬から、ディミトロフがネットミス。2つ目のブレークを喫して、追い込まれた。

結局、ディミトロフはこの劣勢を跳ね返せずに、1-6で第2セットも落とし、今大会を2回戦敗退の結果で終えた。

今回の対戦結果を受けて、ジョコビッチは準々決勝にコマを進めており、次の対戦相手は、アドリアン・マナリノ(フランス)に決まっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後に健闘を讃え合うディミトロフ(右)とジョコビッチ(左)

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)