7月初旬の「ウィンブルドン」開幕が迫る中、芝シーズンのグランドスラムの詳細も明らかになりつつある。ワイルドカード( 主催者推薦枠)の行方が焦点の一つだったが、弱冠19歳で78位とトップ100入りを果たしているアレックス・デミノー(オーストラ…

7月初旬の「ウィンブルドン」開幕が迫る中、芝シーズンのグランドスラムの詳細も明らかになりつつある。ワイルドカード( 主催者推薦枠)の行方が焦点の一つだったが、弱冠19歳で78位とトップ100入りを果たしているアレックス・デミノー(オーストラリア)がその一つを手にした。

デミノーは2018年、年初に行われた「ブリスベン国際」で準決勝まで進出。ライアン・ハリソン(アメリカ)に6-4、6(5)-7、4-6で敗戦したものの、デミノーは自身の存在を広く知らしめた。

さらに、続く「シドニー国際」でもファイナリストの座まで駆け上がったデミノーは、ダニール・メドベージェフ(ロシア)に敗れたものの、2週連続で上位に進出してサプライズを引き起こした。

芝シーズンに入ってもチャレンジャーの2大会で準優勝と、優勝という結果を残し、今週のランキングでも前週の96位から18位分もポジションを上げた。

デミノーは今回のワイルドカードの獲得で、自身の初の「ウィンブルドン」の本戦出場となる。アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)やデニス・シャポバロフ(カナダ)らとともに、若手の一人として注目を集めそうだ。

また、今年の「ウィンブルドン」では、シングルスで元世界1位のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)もワイルドカードを獲得。アレックス・ボルト(オーストラリア)がペアとなり、ダブルスでの出場が濃厚となった。(テニスデイリー編集部)

※写真はガッツポーズをとるデミノー

(Photo by Ben Hoskins/Getty Images for LTA)