6月21日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会4日目。シングルス2回戦、ダブルス準々決勝が行われた。男子シングルス2回戦で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が、世界ランキン…

6月21日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会4日目。シングルス2回戦、ダブルス準々決勝が行われた。

男子シングルス2回戦で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)が、世界ランキング48位のブノワ・ペール(フランス)に6-3、3-6 、7-6(7)とフルセット接戦で勝利した。

試合はフェデラーのサービスから始まった。第1セット中盤まではお互いキープが続いたが、フェデラーの4-3で迎えた第8ゲームで先にフェデラーがブレークに成功。第1セットを先取した。ところが続く第2セット、第1セットと流れは変わり、フェデラーは相手に第1ゲームから4ゲーム連取される。そのままペールにリードを保たれ第2セットを落とした。勝負の最終セットでは、またもキープが続く接戦に。フェデラーはリターンでポイントを稼ぐも、ペールはブレークポイントを3回凌ぐなど「芝の帝王」相手に食らいつく。最終セットは結局タイブレークまでもつれ込んだ。しかし、最後はペールのリターンがアウトとなりフェデラーが接戦を制した。

ATP公式サイトによると、試合後フェデラーは「タフな試合だった。私は実際良いレベルでプレーした」と語り、対戦相手ペールに対して「彼は色々な球種を織り交ぜた良いサービスで、ブレークするのが難しかった」「極めて接戦だった。だから今日は私が運良く勝てたよ」と試合を振り返った。ツアー通算99個目のタイトル獲得に期待がかかるフェデラー。準々決勝で、世界60位のマシュー・エブデン(オーストラリア)と対戦する。

その他、アンドレアス・セッピ(イタリア)はフロリアン・マイヤー(ドイツ)に6-2、6-4 のストレートで勝利。準々決勝でフェデラーと対戦する事が決まったエブデンは、第6シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を4-6、6-1 、6-2 の逆転で破った。

ダブルス準々決勝では2017年「ウィンブルドン」覇者で第1シードのルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)がマックス・ミルヌイ(ベラルーシ)/フィリップ・オズワルド(オーストリア)に6(2)-7、6-3 、10-4で勝利している。◇   ◇   ◇

【6月21日 主な試合結果】

◆男子シングルス

2回戦

〇[1]ロジャー・フェデラー(スイス)6-3、3-6 、7-6(7) ●ブノワ・ペール(フランス)

〇マシュー・エブデン(オーストラリア)4-6、6-1 、6-2 ●[6]フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)

〇アンドレアス・セッピ(イタリア)6-2、6-4 ●[WC]フロリアン・マイヤー(ドイツ)

〇ボルナ・チョリッチ(クロアチア)6-4、6-2 ●[LL]ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)

◆男子ダブルス

準々決勝

〇[1]ルーカシュ・クボト(ポーランド)/マルセロ・メロ(ブラジル)6(2)-7、6-3 、10-4 ●マックス・ミルヌイ(ベラルーシ)/フィリップ・オズワルド(オーストリア)

〇アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)/ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)6-3、4-6 、10-3 ●[WC]ティム・プッツ(ドイツ)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)(テニスデイリー編集部)

※写真は「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」準々決勝進出を決めたフェデラー

(Photo by Friso Gentsch/picture alliance via Getty Images)