6月21日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会4日目。シングルス2回戦、ダブルス準々決勝が行われる。男子シングルス2回戦で元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世…

6月21日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会4日目。シングルス2回戦、ダブルス準々決勝が行われる。

男子シングルス2回戦で元世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界5位で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。両者の過去の対戦成績はジョコビッチの6勝1敗。しかし最後の対戦は2016年であり、ジョコビッチが右肘の故障から復帰後は初の対戦である。現在世界22位のジョコビッチが同大会2014年の王者ディミトロフとどのような戦いを見せてくれるか楽しみだ。

「テニス界の悪童」とも言われる世界21位のニック・キリオス(オーストラリア)は、17位で第7シードのカイル・エドマンド(イギリス)との2回戦に臨む。両者はツアー本戦では今回が初対戦となる(2015年「全仏オープン」ではキリオスの不戦勝)。キリオスは1回戦でアンディ・マレー(イギリス)にフルセットの末勝利。この勝利で「テニス界のBIG4」(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー)の全員から勝ち星を挙げた選手となった。マレーを破り同大会初めて2回戦進出したキリオス、イギリス期待の若手で現在マレーに次ぐイギリス人選手No.2のエドマンド、同世代である2人の対戦に注目だ。

その他、世界26位のアドリアン・マナリノ(フランス)が66位で予選勝者のジュリアン・ベネトー(フランス)と対戦。フランス勢同士の戦いとなる。

男子ダブルス準々決勝では、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)/キリオスが、エドマンド/ニール・スクプスキー(イギリス)と対戦。ヒューイット/キリオスは1回戦で、「全仏オープン」ダブルス優勝者のピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)を破っての勝ち上がり。◇   ◇   ◇

【6月21日の注目ドロー】

◆男子シングルス

2回戦

[WC]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)対[2]グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)

ニック・キリオス(オーストラリア)対[7]カイル・エドマンド(イギリス)

[Q]ジュリアン・ベネトー(フランス)対アドリアン・マナリノ(フランス)

◆男子ダブルス

準々決勝

マイク・ブライアン(アメリカ)/ジャック・ソック(アメリカ)対[2]ヘンリー・コンティネン(フィンランド)/ジョン・ピアース(オーストラリア)

[4]ジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)対[LL]マーカス・ダニエル(ニュージーランド)/ヴェスレイ・クールホフ(オランダ)

カイル・エドマンド(イギリス)/ニール・スクプスキー(イギリス)対[WC]レイトン・ヒューイット(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)(テニスデイリー編集部)

※写真はディミトロフとの2回戦に臨むジョコビッチ

(Photo by Alberto Pezzali/NurPhoto via Getty Images)