ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、今期の芝シーズンを、ストレート勝ちでスタートさせた。「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会2日目となった19日、同選手は、ジョン・ミルマン…

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、今期の芝シーズンを、ストレート勝ちでスタートさせた。

「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会2日目となった19日、同選手は、ジョン・ミルマン(オーストラリア)と1回戦で対戦し、6-2、6-1で下した。試合時間は1時間4分だった。

ジョコビッチは今大会には、ワイルドカードでの出場となった世界22位。一方で、ミルマンは予選から勝ち上がって本戦ドロー入りを果たした、63位だ。

ゲームが始まると、ジョコビッチはミルマンに対して、終始リードさせず、優位に試合を運んだ。

第1セットでは、4ゲームを消化するまでは、両選手ともに、サービスゲームをキープし合い、均衡して推移した。

しかし、セット中盤に入ろうとする第5ゲームのリターンで、ジョコビッチは40-15の劣勢から、デュースに持ち込んだ。続くポイントでも、フォアのダウンザラインをウィナーにすると、ブレークポイントで、ラリー戦を制して、ジョコビッチがブレークでも先行した。

同セットではさらに、ジョコビッチが、第7ゲームでも3ブレークポイントのチャンスをものにしてブレーク。ジョコビッチのサービスゲームではブレークの兆しもなく、同選手の手に第1セットは落ちた。

さらに、第2セットでも、ジョコビッチが第1ゲームからリターンでチャンスを迎えた。デュースに入り、長いラリー戦を制して手にしたアドバンテージで、ジョコビッチが得点。1ブレークアップのリードで同セットが始まる形になった。

また、第5ゲームにジョコビッチが、リターンゲームで、10度のデュースを繰り返すなど粘って、ブレーク。2ブレークアップとさらに流れを引き寄せた。

結局、ジョコビッチには3度のブレークが第2セットには転がり込む一方で、ブレークポイントを与えずに、ゲームセットを迎える展開となった。

試合を通じても、ジョコビッチは、サーブ、リターンともにミルマンを上回り、圧倒。同選手はファーストサービスの成功率は76%、ファーストサービスのポイント獲得率を92%とした一方で、ミルマンはそれぞれ60%、56%とサービスでの得点率に差が表れた。

ブレークポイントでの成功率でも、ジョコビッチが13本中5本成功させた一方で、ミルマンはブレークを得られない結果となった。

ジョコビッチは2回戦では第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はミルマンとの試合で勝利に喜ぶジョコビッチ

(Photo by Steve Bardens/Getty Images)