「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、杉田祐一(日本/三菱電機)が、世界ランキング7位で第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第2セッ…

「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)の大会3日目、男子シングルス2回戦で、杉田祐一(日本/三菱電機)が、世界ランキング7位で第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第2セットも杉田が7-5で取り、6-2、7-5のストレートで杉田がティームを破ってベスト8進出を決めた。試合時間は1時間28分。

杉田は今年の「全豪オープン」1回戦で当時9位だったジャック・ソック(アメリカ)を破って以来となる、トップ10からの勝利となった。

勝利した杉田は、デニス・クドラ(アメリカ)と対戦する。クドラは、2回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)を破っての勝ち上がり。

第2セットもティームのサービスから始まった。第1セットを先取した杉田は気持ちに余裕も出たのか、序盤から勢いよく攻め続ける。第1ゲームでは、ブレークまで至らなかったが、デュースでアドバンテージを奪うまでティームを追い詰めた。その後もキープが続くが、ティームには1本もブレークポイントを与えずに展開してきた。

そして、第4ゲームでこの試合で初のブレークポイントを握られてしまう。しかし、杉田はこれを難なくしのいでキープし、ゲームカウント2-2とすると、続く第5ゲームで杉田は15-40とブレークポイントを握る。しかし、ここはティームに連続ポイントを許してキープされてしまった。

その後はお互いに譲らぬ展開が続き、第11ゲームで再び杉田が15-40とチャンスをつかんだ。そしてラリーの末にティームのショットがわずかにロングとなってブレークに成功、第2セット終盤に来て1ブレークアップとした。

そして杉田のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第12ゲーム。杉田は40-0と3本のマッチポイントを得るが、ここでティームが意地を見せてデュースに持ち込まれた。杉田はここでサービスエースを決めてアドバンテージを取ると、最後はティームのショットがアウトになり、7-5で第2セットを取って勝利を決めた。(テニスデイリー編集部)

※写真はベスト8入りを果たした杉田

(Photo by Thomas Starke/Getty Images)