6月19日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会2日目、世界5位で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が、29位のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴ…

6月19日、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)大会2日目、世界5位で第2シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が、29位のダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)をシングルス1回戦で下した。スコアは6-3、6(4)-7、6-3、試合時間は2時間だった。

ランキングとシードで格上のディミトロフは序盤からリードを築いた。2-1のディミトロフリードで迎えた4ゲーム目、ジュムホールのミスヒットとダブルフォルトもあり、30-30から30-40となりディミトロフがブレークポイント。

続くポイントでディミトロフからフォアのウィナーが飛び出し、ブレークを達成。3-1と1ブレークアップのリードで進む形になった。

1セット目では、ディミトロフが決定的なポイントを与えずに、キープを繰り返した。結局、序盤の1ブレークが決め手になり、ディミトロフが1セットアップのリードを確保した。

2セット目に入ると、1ゲーム目から長い攻防となった。リターンに回ったディミトロフに、30-40でブレークポイントのチャンスが訪れたものの、ジュムホールがデュースに持ち込んだ。

すると、お互いに1ポイントは取れるものの、ゲームの行方を決定づけられるポイントでは得点できず、デュースを繰り返す形に。最終的には11度のデュースの末に、ジュムホールのキープとなった。

両選手ともにブレークはするものの、均衡のとれた展開に。ディミトロフが3ゲーム目、ジュムホールが6ゲーム目にブレークすると、いずれも決定的なリードを手にできないまま、タイブレークに突入した。

その中では、ジュムホールが、1つずつミニブレークをし合って、5-4と1ポイントリードしてからの、リターンで見事に2ポイントを連取。セットカウントで追いついた。

3セット目には、ディミトロフとジュムホールはともに、序盤で1ブレークずつ分け合って展開。1ゲーム目でディミトロフはブレークされてしまった一方で、直後のゲームでブレークバックし、リードを与えなかった。

試合の最終盤に入ろうとする8ゲーム目、ディミトロフがチャンスを掴んだ。ジュムホールのアウトミスやディミトロフのリターンエースで、15-40のブレークポイントとなると、ジュムホールが粘りを見せて、デュースに。

ディミトロフはその中で、ブレークポイントを迎えると、このチャンスにジュムホールのダブルフォルトで幸運なブレーク。そのまま自身のサービスゲームは譲らず、押し切って勝利を手にした。

ディミトロフは、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はジュムホールとの試合でフォアで打球するディミトロフ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)