元世界ランキング1位で「ウィンブルドン」を2回優勝しているアンディ・マレー(イギリス)が約1年振りに怪我から復帰し、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)2日目の1回戦に臨んだが…

元世界ランキング1位で「ウィンブルドン」を2回優勝しているアンディ・マレー(イギリス)が約1年振りに怪我から復帰し、「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」(イギリス・ロンドン/6月18~24日/芝コート)2日目の1回戦に臨んだが、21位のニック・キリオス(オーストラリア)に6-2、6(4)-7、5-7で敗れた。試合時間は2時間39分。

マレーは昨年の「ウィンブルドン」準々決勝で敗れて以来、臀部の故障に悩まされ、この日が復帰戦となっていた。対戦相手のキリオスとは過去5戦全勝だったが、キリオスに対し今回初黒星となった。

試合はマレーのサーブからスタート。序盤はマレーは苦しみながらキープする一方で、キリオスは順調にキープしていく展開で進んだ。しかし先にブレークしたのはマレー。第6ゲームで6回のデュースの末に、キリオスのダブルフォルトでブレークに成功する。するとゲームカウント5-2となった第8ゲームでも0-40とすると、1本はサービスエースでしのがれるが、続くポイントがダブルフォルトとなりブレーク。マレーが第1セットを先取した。このセットだけでキリオスは5つのダブルフォルトを犯した。

第2セットはブレーク合戦となり、お互い2度ずつブレークしあい、タイブレークへ。タイブレークでマレーは最初3ポイントを奪われるも巻き返し、4-4に追いつく。しかし再度ミニブレークを許し、キリオスに押し切られた。

第3セットでは再びお互い譲らず、第11ゲームまでお互いキープが続く。しかし第3セットもタイブレークかと思われた第12ゲームで、マレーは30-40とピンチを背負う。そして最後はダブルフォルトを犯してしまい、マレーは惜しくも復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

一方のキリオスはこの勝利で、マレー、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)のBIG4全員から白星を奪ったことになった。マレー以外の3人にはいずれも初対戦で勝利していた。

キリオスは2回戦で第7シードのカイル・エドマンド(イギリス)と対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は復帰戦を勝利で飾ることができなかったマレー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)