6月18日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会1日目、世界7位で第3シードで出場しているドミニク・ティーム(オーストリア)が、94位で予選上がりのミカエル・ユーズニー(ロシア)との…

6月18日、「男子テニスATPワールドツアー500 ハレ」(ドイツ・ハレ/6月18~24日/芝コート)大会1日目、世界7位で第3シードで出場しているドミニク・ティーム(オーストリア)が、94位で予選上がりのミカエル・ユーズニー(ロシア)との1回戦でストレートで勝利し、自身の芝シーズンをいい形でスタートさせた。スコアは7-6(5)、6-2、試合時間は1時間37分だった。

試合は序盤からティームが優位に進めるかに見えた展開。第3ゲームで、最初のポイントをストロークの打ち合いで獲得するとティームは、ユーズニーのさらなるアウトミスなどで、3ブレークポイントを獲得。自身もアウトミスで失点したものの、ブレークは逃さず、ティームの1ブレークアップとなった。

しかし、ランキングでは大きくリードされているユーズニーも意地を見せた。ティームが5-4とリードし、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで40-15の2セットポイントに進展したが、すんなり第1セット獲得とはいかなかった。

ティームのダブルフォルトとネットミスでデュースになると一転して、ユーズニーがブレークポイントを掴む。2度、同選手が、ブレークのチャンスを逃したものの、3度目のデュースでもブレークポイントとなると、バックハンドでのリターンエース。ブレークバックとなり、第1セットのスコアも均衡を取り戻した。

第1セットは結局、タイブレークに。3-3の同点からティームは、ボレーをネットにかけるミスでミニブレークを許したものの、直後にミニブレーク。さらに6-5のセットポイントから、ユーズニーのネットミスで、ティームが第1セットを奪取した。

第2セットでは、流れはさらにティームに傾いた。第2ゲームで、30-30から、ティームのリターンがクリーンヒットせずに浅くなったが、ユーズニーが返球できず、ブレークのチャンス。

ティームは続くポイントで、ネットに詰めてきたユーズニーの横を抜き去るバックハンドのウィナーでブレークし、第2セット序盤でリードを確保した。

結局、ティームは第8ゲームでもブレークを重ねて、6-2で第2セットも獲得。勝利を自身のものにした。

ティームは続く2回戦で杉田祐一(日本/三菱電機)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はフォアハンドで打球するティーム

(Photo by Thomas Starke/Getty Images)