ジョーダン・スピースやローリー・マキロイ、アダム・スコットら人気選手がフィールド入りして益々盛り上がりを見せる全米オープン。20016年の全米オープンを制するのは誰なのか気になるところだが、やはり、1番に名が挙がってくるのはジェイソン・デイだろう。世界ランキングNo.1の実力に伴い、ツアー公式サイトで発表されたパワーランキング(優勝予想)でもデイが1位。5月のザ・プレーヤーズ選手権で今季3勝目を挙げるなど好調ぶりを見せている。

しかし、ビッグトーナメント開催前にしてデイに心配の声が上がっている。というのも、前週にコース入りして、10日に調整を行ったが、11日、12日は風邪を引いてダウン。しっかりとしたコンディション調整が出来ず不安視されていたが、「誰でも体調を崩すことはありますし、人生で最もストレスを感じている時期なので仕方ありません。世界No.1としての期待を背負い、優勝を重ねてNo.1の座を維持するために必死に練習しています」と本人は至って冷静。「体調を言い訳にしたくありませんし、準備万端で木曜日を迎えます」と話した。

実は昨年、デイはこの大会で「3日目に吐き気に襲われて、何度か棄権すべきかどうか悩んだ」と突然襲ってきためまいと戦っていた。「でも自分の限界を試すことができたと思っています。肉体的というよりも精神的な試練だったんです。ああいった状況に置かれて、明らかに苦戦していましたが“諦めたらダメだ"と自分に言い聞かせていました」というデイは「68」をマーク。首位タイで迎えた最終日は「自分に大きなプレッシャーをかけすぎたせいで、崩れてしまいましたが、自分がどこまでやれるかという限界を試せた点で、いい経験になったと思っています」と9位タイで大会を終えた。

吐き気に襲われながらも首位に立った経験は、今の状況にも役立ってくるはずだ。果たして、風邪を引いた世界王者はビッグトーナメントでどのような結果が待ち受けているのだろうか。

LIVE FROM オークモントCC 6月15日号より