「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)15日に行われた男子シングルス準々決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)がギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦。6-4、6-4とストレートでフェデラーが勝利…

「メルセデス・カップ」(ドイツ・シュツットガルト/6月11~17日/芝コート)15日に行われた男子シングルス準々決勝で第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)がギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦。6-4、6-4とストレートでフェデラーが勝利した。試合時間は1時間5分。

現在世界ランキング2位のフェデラーは、前年同様クレーシーズンは休暇として欠場していた。1年前には同じようにした後「ウィンブルドン」で1セットも失わずに優勝、自身が持つ優勝記録を8回に伸ばしていた。今大会の初戦ではミーシャ・ズベレフ(ドイツ)を破っている。準々決勝の対戦相手ペラは世界75位で、2回戦では予選勝者で世界169位のPrajnesh Gunneswaran(インド)を破って勝ち上がってきた。

第1セット、フェデラーが自身のサービスゲームで落としたポイントはわずか1本だけ。第5ゲームまではお互いにキープが続いたが、第7ゲームでフェデラーに0-40のブレークチャンスが。フェデラーはフォアハンドのウィナーでここをブレークすると、そのまま第1セットを先取した。すると第2セットは、フェデラーが第1ゲームからブレークに成功する。その後ペラにブレークポイントを握られる場面もあり、5-4で迎えたフェデラーのサービング・フォー・ザ・マッチには15-40のピンチも。しかしそこからサービスエースも含めた4連続ポイントで、追いすがるペラを振り切った。

フェデラーは試合後「おそらく最後の数ゲームを除いて、サービスゲームではギドにあまりチャンスを与えなかった」と話した。また「今日は初戦よりもリズムに乗れて満足だった」とも話した。そして、フェデラーは次の準決勝で勝利すればラファエル・ナダル(スペイン)からランキング1位を奪還できる。「世界1位を賭けてプレーする試合の中で、それは間違いなく頭の片隅にあるだろうね」とフェデラーは語った。

準々決勝を勝ち上がったフェデラーは準決勝で、世界24位ニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する予定だ。(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真は「メルセデス・カップ」準決勝に進出したフェデラー

(Marijan Murat/dpa via AP)