クレーキングのラファエル・ナダル(スペイン)が、「全仏オープン」後の試合として出場を予定していた「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」を棄権すると、大会公式サイトを通じて発表された。ナダルは「『ロンドン』は素晴らしい大会で、20…

クレーキングのラファエル・ナダル(スペイン)が、「全仏オープン」後の試合として出場を予定していた「男子テニスATPワールドツアー500 ロンドン」を棄権すると、大会公式サイトを通じて発表された。

ナダルは「『ロンドン』は素晴らしい大会で、2008年に優勝したのは幸せな記憶として残っているから、今年も戻ってきたかった」と話す。ナダルは10年前に「全仏オープン」、「ロンドン」、「ウィンブルドン」と3大会連続で出場し、すべて優勝という"偉業"を遂げていた。続けて「この長いクレーコートシーズンでは素晴らしい結果を残すことができました。大会主催者の方々、そして何より僕のプレーを見たいと思ってくれているファンのみなさんに、出場を取りやめてしまったことをお詫びします。しかし、ドクターと相談し、体の声に耳を傾けた結論です」と欠場理由をコメントしている。

今季の約2ヵ月のクレーシーズンでナダルは、11度目の「全仏オープン」優勝のほか、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 モンテカルロ」など計4タイトルを獲得し、好成績を残した。その引き換えとして、疲労も蓄積していたのかもしれない。

さらにナダルは公式Twitterアカウントでも、大会Twitterアカウントの引用ツイートで「長いクレーコートの大会が続いたため、主治医のアドバイスに従い、少し休息が必要になりました」とファンへ向けコメント。そのツイートに対しファンからは、「いい決断です」、「ゆっくり休んで「ウィンブルドン」に向けて準備を」、「心配しないで。健康が第一だから」などと、ナダルへのねぎらいのリプライが多く集まっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)