WTA(女子テニス協会)は6月11日、「全仏オープン」の結果を受けた、最新のランキングを公表した。3回戦に進出した大坂なおみ(日本/日清食品)がキャリアハイを更新する18位を記録し、グランドスラム初優勝を果たしたシモナ・ハレプ(ルーマニア)…

WTA(女子テニス協会)は6月11日、「全仏オープン」の結果を受けた、最新のランキングを公表した。3回戦に進出した大坂なおみ(日本/日清食品)がキャリアハイを更新する18位を記録し、グランドスラム初優勝を果たしたシモナ・ハレプ(ルーマニア) が1位の座を死守。準優勝のスローン・スティーブンス(アメリカ)が10位から一気に4位に浮上してきた。

ハレプは今回の全仏で自身初となるグランドスラムのタイトルを獲得し、1位を死守。同選手は「この瞬間をずっと待っていました。14歳の頃から夢見ていた瞬間です。応援してくれたみなさん、本当にありがとうございます。このトロフィーをここフランスで掲げられて本当に幸せです」と喜びを語った。

一方で、準優勝のスティーブンスは、前年の「全米オープン」での優勝に続くグランドスラムのタイトルには一歩届かなかったものの、4位とトップ3に肉薄する位置につけた。ランキング女王争いにも食い込めるポジションを確保したところだ。

そのスティーブンスと対戦したマディソン・キーズ(アメリカ)は、準決勝まで勝ち上がったこともあり、トップ10入りを果たした。一昨年の10月に記録した自身最高の7位にはまだ及ばないものの、ランキング最上位層に再び戻ってきたと言って差し支えないだろう。

昨年の全仏で優勝したエレナ・オスタペンコ(ラトビア)は、体調面の影響もあり1回戦で敗退してしまい、トップ10を外れ、12位となった。◇   ◇   ◇

【6月11日付最新WTAランキング】

順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1.(1)シモナ・ハレプ(ルーマニア)  7,970

2.(2)カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク) 6,745

3.(3) ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)  6,550

4.(10)スローン・スティーブンス(アメリカ) 5,463

5.(4)エリナ・スビトリーナ(ウクライナ) 5,205

6.(7)カロリーヌ・ガルシア(フランス) 4,970

7.(6)カロリーナ・プリスコバ(チェコ) 4,685

8.(8)ペトラ・クビトバ(チェコ) 4,610

9.(9)ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 3,971

10.(13)マディソン・キーズ(アメリカ) 3,536

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12.(5)エレナ・オスタペンコ(ラトビア) 3,392

18.(20)大坂なおみ(日本/日清食品) 2,270(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での大坂なおみ

(Photo by Chaz Niell/Icon Sportswire via Getty Images)