スペイン・マヨルカで開催されている「マヨルカ・オープン」(WTAインターナショナル/6月13~19日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、全仏オープン優勝者で第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がキルステン・…

 スペイン・マヨルカで開催されている「マヨルカ・オープン」(WTAインターナショナル/6月13~19日/賞金総額25万ドル/グラスコート)のシングルス1回戦で、全仏オープン優勝者で第1シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がキルステン・フリプケンス(ベルギー)に3-6 4-6で敗れた。ムグルッサは全仏決勝以来の試合で、グラスコート初戦だった。  世界2位のムグルッサはフリプケンスとの過去の対戦成績で2勝1敗とリードしていたが、フリプケンスが挙げていた1勝はグラスコートでのものだった。

 第1セット4-3から2つのブレークポイントを握ったムグルッサだが、ここはフリプケンスが耐えてキープ。逆に次のゲームでフリプケンスがムグルッサのサービスをブレークした。セットポイントはムグルッサがバックハンドをネットにかけた。

 第2セットは3-3で、フリプケンスが勝敗を分けるブレークに成功した。

 フリプケンスにとって、ムグルッサはこれまで倒した選手の中でもっとも高いランキングの選手となった。  この日は、さらにあとふたりのシード選手が負けている。

 第4シードのクリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)が元ウィンブルドン準優勝者のサビーネ・リシツキ(ドイツ)に4-6 4-6で、第5シードのユリア・プティンセバ(カザフスタン)はソラナ・シルステア(ルーマニア)に3-6 2-6で敗れた。シルステアは4つのブレークポイントのすべてを凌いでの勝利。  第2シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)はアナ・コニュ(クロアチア)を7-5 6-3で倒し、今年の戦績を8勝13敗として勝率を少し改善させた。

 元ウィンブルドン準優勝者のユージェニー・ブシャール(カナダ)はホバートとクアラルンプールで決勝に進出し、今年はよいスタートを切ったはずだったが、2月以来、プレーした試合の半分しか勝てていない。この日のブシャールはダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を6-3 7-5で倒して2回戦に進んだ。

 第3シードのアナ・イバノビッチ(セルビア)はポリーヌ・パルモンティエ(フランス)を6-4 6-4で下したが、かなり苦労した。イバノビッチは相手に13本のブレークポイントを与え、そのうち10本をセーブ。一方で、自身がつかんだ5本のブレークポイントはすべてものにした。(C)AP