「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セットは6-4でナダルが先取した…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦。第1セットは6-4でナダルが先取した。

両者は過去に9回対戦しており、ナダルからみて6勝3敗。直近の対戦は今年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」準々決勝で、このときはティームが勝利している。クレーキングとして君臨し、この「全仏オープン」の決勝の舞台で負け無しのナダルと、今年唯一ナダルをクレーで破り、次世代クレーキングとの呼び声も高いティーム。今年のクレーを制するのはナダルか、ティームか。大きな注目を集める一戦が始まった。

コイントスで勝ったティームがレシーブを選択し、ナダルのサービスから試合は始まった。気合い十分のナダルに対して序盤は動きの堅いティーム。その隙を突いたナダルが第1ゲームをラブゲームでキープし、第2ゲームで早々にブレークを果たす。しかし、徐々に動きの良くなってきたティームに第3ゲームでブレークされ、追いつかれてしまう。

ナダルは第4ゲームで再びブレークポイントを握るが、ここはしのがれてしまい、ゲームカウント2-2となった。

第6ゲーム、ナダルのきわどいショットが一度はアウトと申告されたものの、主審が再度確認してインと判定が覆された。これによってデュースとなると、両者の粘り合いが続いた。結果的にここはティームにキープされ、ゲームカウントは3-3となった。

その後もお互いに譲らず、ゲームカウント5-4で迎えた第10ゲーム。ここでナダルが0-40と3本のセットポイントを握ると、続くプレーでティームのショットが大きくアウトとなり、第1セットは6-4でナダルが先取した。

試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は現在対戦中のナダル(左)とティーム

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)