「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会14日目、女子シングルス決勝で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦。第1セットは3-6でスティーブン…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会14日目、女子シングルス決勝で第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と対戦。第1セットは3-6でスティーブンスに先取されてしまった。

両者は過去に7回対戦しており、ハレプから見て5勝2敗。また、2014年からはハレプの4連勝中となっている。ハレプがグランドスラムでの初優勝を果たすか、それともスティーブンスが昨年の「全米オープン」優勝という実績に、新たな実績を加えるのか、注目が集まる。

会見でハレプは「また決勝に来られてハッピーだわ。特別な瞬間よ」「でも私にとって1つの試合に過ぎないし、結果は関係ないわ。だから自分の最高のテニスをして、全てのポイントで戦うつもりよ」と話した。

一方のスティーブンスは「グランドスラムの決勝に出るのは、また1つの素晴らしい機会だから私はそこで戦うだけ。それ以上でもそれ以下でもないわ」「私が冷静でいることが一番重要だわ。そこで自信を持つことがグランドスラムで勝ち残るための重要なカギよ」と語った。

注目の一戦、第1セットはスティーブンスのサービスゲームから。序盤3ゲームはお互いにキープし合う静かな立ち上がりだったが、時折長いラリーが続いたりと、決勝戦らしい緊張感に溢れたものとなった。

そして第4ゲームでハレプは30-40とされてピンチを迎えると、ここも長いラリーになり、最後はスティーブンスにブレークを許してしまった。続く第5ゲームでハレプはチャンスを作ることができなかったが、スティーブンスの左右に振るショットにハレプがことごとく食らいつくプレーに観客は驚きの声を上げた。

ハレプはブレークのチャンスを作ることができず、防戦一方となってしまう。2つ目のブレークは許さなかったが、ゲームカウント3-5でスティーブンスのサービング・フォー・ザ・セットを迎えた。ここでハレプはドロップショットを決めて30-40と土壇場でブレークポイントを握った。しかしハレプはこのチャンスを活かすことができず、第1セットは3-6でスティーブンスに先取されてしまった。

試合は先に2セットを先取した方が勝利の3セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は現在対戦中のハレプ(左)とスティーブンス

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)