「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会13日目、男子シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦。第3セットもナダル…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会13日目、男子シングルス準決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と対戦。

第3セットもナダルが6-2で取り、6-4、6-1、6-2のストレートでナダルが勝利し、「全仏オープン」11度目の優勝に王手をかけた。試合時間は2時間14分。

勝利したナダルは、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。ティームは準決勝でマルコ・チェッキナート(イタリア)を破っている。

第3セットは、2セットを連取されて後が無くなったデル ポトロのサービスから始まった。ナダルの勢いは衰えることなく、第1ゲームをブレークして第2ゲームもラブゲームでキープした。ナダルは、第2セットの第7ゲームから、12連続でポイントを奪い、デル ポトロに隙を与えなかった。意地を見せたデル ポトロに第3ゲームはラブゲームでキープされたが、序盤3ゲームでナダルが1ブレークアップとリードを作った。

第4ゲームをキープしたナダルは、第5ゲームでもブレークを果たしてゲームカウント4-1、2ブレークアップとした。デル ポトロは足の影響からかギアを上げることができず、ネットに出て攻めようとしてもナダルにそれを読まれてしまってパッシングショットを食らうなど、ナダルに圧倒されっぱなしとなっている。

続く第6ゲームを危なげなくキープしたナダルに対し、デル ポトロも第7ゲームをラブゲームでキープして意地を見せる。しかし、第8ゲームはナダルのサービング・フォー・ザ・マッチ。ここでナダルは30-30とされるも、ラリーの末に40-30としてマッチポイントを握る。最後はナダルのサーブをリターンしたデル ポトロのショットがエンドラインを越え、第3セットを6-2で取ったナダルがストレートで勝利した。(テニスデイリー編集部)

※写真は決勝進出を果たしたナダル

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)