「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目となった6月5日、第20シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、準々決勝での、ノーシードのマルコ・チェッキナート(イタリア)に対して3-6、6(4)-…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目となった6月5日、第20シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、準々決勝での、ノーシードのマルコ・チェッキナート(イタリア)に対して3-6、6(4)-7、6-1、6(11)-7での敗退を振り返り、「今はテニスのことを考えていない」と話した。「全仏オープン」公式サイトが伝えている。

同サイトによれば、ジョコビッチは「出だしから苦労した。第4セットのチャンスを活かせなかったのが残念だ。ブレークポイントを握ったと思ったのに、反撃に遭って、取られてしまった」とチェッキナートとの試合を振り返ったという。

また、ジョコビッチによれば、自身もグランドスラムでの敗戦は常にきついもので、何カ月も準備してきた今大会ではもう1歩先へ進めるチャンスも大いにあると思っていたという。

同選手は今回の結果について「しかし、これが現実だ」と受け止めている様子だ。

また、「確かにつらいが、キャリアで最もつらい敗北でもない。相手におめでとうと言ってハグするのが難しかったことは一度もない。彼は勝利にふさわしかった。彼のことはよく知っている。すごくいいやつだ。それでもコートを去る時には、もちろん、敗北を受け入れるのは難しい」とジョコビッチは複雑な心境を語った。

併せて、「試合に臨むにあたって問題があったか」と問われると、ジョコビッチは「2つばかりあったが、大きな問題ではなかった。それについては話したくない」と答え、説明を拒んだ。

ほかにも、「ウィンブルドン」を3度制したジョコビッチは、「今年は芝コートでプレーするかどうかわからない」と語り、今後の計画については明言しなかった。(テニスデイリー編集部)

※写真は準々決勝の際のジョコビッチ

(Photo by XIN LI/Getty Images)