4年ぶりの来日となり、雪辱に燃えるイタリア代表が、日本代表とのテストマッチシリーズ第1戦(6月9日/大分・大分銀行ドーム)に臨む試合登録メンバー23人を発表した。 両国の対戦成績は5勝1敗でイタリアが欧州強豪シックスネーションズの強さを示…

 4年ぶりの来日となり、雪辱に燃えるイタリア代表が、日本代表とのテストマッチシリーズ第1戦(6月9日/大分・大分銀行ドーム)に臨む試合登録メンバー23人を発表した。
 両国の対戦成績は5勝1敗でイタリアが欧州強豪シックスネーションズの強さを示してきたが、前回、2014年6月に秩父宮ラグビー場で対戦したときは26-23で日本代表が初勝利を挙げている。

 今回、大黒柱のセルジョ・パリッセ主将(34歳)は来年のワールドカップを見据えて休養が必要なため来日していないが、経験豊富なベテランと活きのいい若手がミックスされ手強そうなラインナップだ。

 スコッドのほとんどは、欧州リーグ(プロ14)に参戦している国内チームのベネトンやゼブレに在籍しており、普段からコミュニケーションは取れている。
 背番号2をつけるレオナルド・ギラルディーニ(トゥールーズ)は外国を拠点とする数少ない選手のひとりで、フランスリーグで鍛えたスクラム力はイタリア代表のパックをさらに強くする。ワールドカップ3大会出場を含め94キャップを重ねたギラルディーニは、リーダーシップもあり、このツアーでキャプテンを務める。
 104キャップのLOアレッサンドロ・ザンニ、50キャップのWTBトンマーゾ・ベンヴェヌティもワールドカップに出場しており、先発メンバーではほかに、PRアンドレーア・ロヴォッティ、SHマルチェロ・ヴィオーリ、SOトンマーゾ・アラン、CTBミケーレ・カンパニアーロも2015年の大舞台を経験している。

 そして、今年のシックスネーションズで全5試合に先発して4試合連続でトライを挙げ、大会最優秀選手賞にノミネートされたマッテオ・ミノッツィも大分の戦いでスターターとなる。欧州で最もエキサイティングなランナーのひとりである22歳FBが日本代表に挑む。

■イタリア代表 選手名鑑 (試合登録メンバー背番号入り)
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1.アンドレーア・ロヴォッティ(ゼブレ)  2.レオナルド・ギラルディーニ(主将/仏・トゥールーズ)  3.ティツィアーノ・パスクヮーリ(ベネトン)  4.アレッサンドロ・ザンニ(ベネトン)  5.ディーン・バッド(ベネトン)  6.セバスチャン・ネグリ(ベネトン)  7.ジョヴァンニ・リカータ(フィアンメ・オーロ)  8.エイブラム・ステイン(ベネトン)  9.マルチェロ・ヴィオーリ(ゼブレ)  10.トンマーゾ・アラン(ベネトン)  11.マッティア・ベッリーニ(ゼブレ)  12.トンマーゾ・カステッロ(ゼブレ)  13.ミケーレ・カンパニアーロ(英・エクセター)  14.トンマーゾ・ベンヴェヌティ(ベネトン)  15.マッテオ・ミノッツィ(ゼブレ)

〔リザーブ〕
16.ルカ・ビギ(ベネトン)  17.フェデリコ・ザーニ(ベネトン)  18.ジョズエ・ジロッチ(カルヴィザーノ)  19.マルコ・フセール(ベネトン)  20.ジョルジュ・ビアージ(ゼブレ)  21.ジェイク・ポレドリ(英・グロスター)  22.ティト・テバルディ(ベネトン)  23.ジェイデン・ヘイワード(ベネトン)