6月7日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会12日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングルス1回戦、車いす女子シングルス1回戦が行わ…

6月7日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会12日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準決勝、男子ダブルス準決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングルス1回戦、車いす女子シングルス1回戦が行われる。

センターコートの第1試合で、前日に雨天順延となっていたラファエル・ナダル(スペイン)と第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)の準々決勝が再開される。ナダルは昨日第1セットを4-6と、「全仏オープン」では実に3年ぶりにセットを落とした(2016年3回戦での棄権は除く)。第2セットはゲームカウント5-3で、ナダルがサービング・フォー・ザ・セット30-15とリードのところで雨天順延となっていた。

第2セットの第2ゲームを終えた時点でのウィナーの数は、ナダル5本に対してシュワルツマンが23本。その後調子を上げてきたナダルだったが、雨天中断を味方につけるのは果たしてどちらの選手だろうか。ナダル対シュワルツマンの準々決勝は日本時間19時から再開予定。

また、同様に前日雨天順延となっていた、第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)対第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、第1セット6-6のタイブレーク、スコア5-5のところから再開される。

女子は世界女王シモナ・ハレプ(ルーマニア)が第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)との準決勝に臨む。ハレプは準々決勝で第12シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を、ムグルッサは準々決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)をそれぞれ破っての勝ち上がり。ハレプはムグルッサに対し過去1勝3敗と負け越していて、2月の「カタール・トータル・オープン」準決勝ではハレプの途中棄権となっていた。グランドスラム初優勝を目指すハレプにとって、大きな山場を迎えそうだ。

もう一方の女子シングルス準決勝は、第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)対第13シードのマディソン・キーズ(アメリカ)のアメリカ勢対決。この二人は2017年「全米オープン」決勝の組み合わせで、その時はスティーブンスがストレートでキーズを下した。戦績でも2勝0敗のスティーブンスが今回も勝ち進むか、キーズが借りを返すか注目だ。

また車いすテニスでは、男子の国枝慎吾(日本/ユニクロ)、女子第1シードの上地結衣(日本/エイベックス)が、それぞれ1回戦に臨む。◇   ◇   ◇

【6月7日の注目ドロー】

◆男子ダブルス

準決勝

[8]ニコラ・メクティッチ(クロアチア)/アレクサンダー・ペヤ(オーストリア)対[6]ピエール ユーグ・エルベール(フランス)/ニコラ・マウ(フランス)

◆女子シングルス

準決勝

[1]シモナ・ハレプ(ルーマニア)対[3]ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)

[13]マディソン・キーズ(アメリカ)対[10]スローン・スティーブンス(アメリカ)

◆混合ダブルス

決勝

[1]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/マテ・パビッチ(クロアチア)対[2]チャン・ユンジャン(台湾)/イバン・ドディグ(クロアチア)

◆車いす男子シングルス

1回戦

国枝慎吾(日本/ユニクロ)対ステファン・オルソン(スウェーデン)

◆車いす女子シングルス

1回戦

[1]上地結衣(日本/エイベックス)対シャーロット・ファマン(フランス)(テニスデイリー編集部)

※写真は2日間にわたる準々決勝に臨むナダル

(Photo by Mehdi Taamallah/NurPhoto via Getty Images)